2026年3月21日 焼絵展 やきえ美術講座
「焼絵 茶色の珍事」の関連イベントとして、焼絵を知って頂き間近でご覧頂く講座を実施しました。
講師は、焼絵(烙画)研究家の田部隆幸先生と、当館学芸員の植松有希です。
講座のテーマ「焼絵を知ろう・近くで見よう」の通りに、前半は焼絵技法や作例について、スライドでお伝えしました。はじめに当館学芸員の植松より、焼絵展の見どころや講座でご覧頂く作例について、続いて田部氏により、焼絵の歴史や展示では触れていない時代や地域の焼絵についてレクチャーを行いました。
作品に触れるため参加者の皆さんに予め手を洗って頂き、後半の、焼絵を「近くで見る」体験に移りました。まずは掛軸をご覧頂きます。ガラスケース越しでは感じられないような、焼絵の質感や立体感を目の当たりにすることができました。また、まだ表具をしていない作品もあり、焼絵の裏面も確認できるなど様々な角度から焼絵を見てみる体験をしました。
さらに、草花の柄があしらわれたたばこ箱、女の子がお友達への贈り物として手作りした焼絵の小箱、さらに線香と煙草を使って描いたというインドネシアの焼絵、素材に麦を用いたという珍しい中国の作品といった、様々な焼絵をご覧頂きました。初めて見るような焼絵ばかりで、田部氏が各テーブルを回って熱心にご説明してくださいました。焼絵は触覚を刺激する要素のある技法なので、参加者のみなさんは、焼絵に実際に触れることでその表現を楽しみ、会場は大いに盛り上がりました。
講師の田部隆幸先生、熱のこもった興味深いお話の数々をありがとうございました。
楽しそうにご参加頂きました皆さまありがとうございました。焼絵というだけあって、あたたかい雰囲気の講座となりました。




