2026年2月15日 こどもアトリエ「コロコロポンポンフラワー」
2月15日には、絵本作家でアーティストのうめだよしのさんを講師にお招きして「こどもアトリエ」を開催しました。うめださんは2025ボローニャ国際絵本原画展に入選し、さらに今年のボローニャ展にもつい先日入選が決まったばかりです。うめださんが現在出版を準備している絵本「はなといっしょ」にちなみ、今回は「コロコロポンポン フラワー」と題して、お花をテーマにワークショップを行いました。
ワークショップの冒頭、うめださんが子どもたちに「はなといっしょ」の読み聞かせをしてくれました。動物たちが花を見つけて、いろんなことを思い出したり、考えたりするお話から、みんなもいろんなお花を思い浮かべることができたのではないでしょうか。
続いて、うめださんが今回のワークショップの一連の作業を子どもたちに説明してくれました。まず、紙を切って好きなお花の形をつくります。正方形の紙を折って切ると、開いたときにお花のようになるという方法も紹介してくれました。出来上がったお花の形を、大きな画用紙に輪っかテープで貼ります。次は色づくり。絵の具のチューブから出したままの色ではなく、いくつかの色を混ぜ合わせると、自分のオリジナルの色ができます。それをさまざまな道具を使ってお花を貼った画用紙に塗っていきます。さらに、今回は身近なものを使ってスタンプにも挑戦します。こうして出来上がった作品をみんなで一緒に見て、最後にお花の形を外す、というものです。うめださんは、ここは注意したほうがいいよ、というポイントをしっかりと子どもたちに伝えてくれました。お花の形を切るときは、大きめに、細くならないように。絵の具を出すときは少しずつ、足りなくなってから追加する。お花の周囲にしっかり色をつけること......大人にとっても「なるほど」と思うこともたくさんありました。
さて、うめださんの説明を聞いたら、さっそくそれぞれの制作です!みんな一斉にお花を切るために紙を取りに行きました。小さな子も一生懸命ハサミで切り、大きな子どもたちのなかには、部分を組み合わせてこだわりのお花を作る子もいました。それぞれの白いお花を台紙に貼ったら、絵の具で色づくりです。赤やピンクばかりではなく、青や緑、茶系なども混ぜて、ニュアンスのある色が出来上がっていきます。いつもとはちょっと違って、今回は筆だけでなく、ローラーや刷毛も準備しました。さらにプラカップやつまようじ、エアキャップや片段ボールといった身近なものでスタンプも楽しみます。お家から持ってきたものでスタンプをする子もいました。ワークショップのタイトルにあるように、みんな夢中になって「コロコロ」したり、「ポンポン」したりして、真っ白い画用紙はどんどんカラフルに染まっていきました。
うめださんの声掛けで片付けて手を洗ったら、作品を見る時間です。お部屋のまんなかに画用紙を並べて、その周りを家族みんなで歩いてみました。自分の作品をちょっと離れて見ると新しい発見があったり、ほかの人の作品にも驚かされたりします。そして最後に、いよいよお花の形をはがします。紙が濡れているのでそーっとはがしてゆくと......色とりどりの画用紙の中から、白いお花があちらにもこちらにもたくさん咲きました。はがしたお花も周囲において、再びみんなでお花畑を散歩しながら自分たちの作品を鑑賞しました。うめださんが自分やほかの子の作品の気に入ったところをたずねると、子どもたちは次々に好きなところや気づいたことを紹介してくれました。
ワークショップの前や合間に、うめださんは時々ゲームを入れたり、時間の区切りを分かりやすく伝えてくれたので、みんな集中して最後まで一緒に作業ができました。今回は、絵を描くというよりも、色づくりや「コロコロ」「ポンポン」することで、のびやかに形や色を楽しむワークショップとなりました。
この日は春のような陽気で、美術館前の公園では梅がそろそろ見ごろ。春が近づいてきた季節にぴったりな「こどもアトリエ」でしたね。うめださん、参加者のみなさん、楽しい時間をありがとうございました。







