2025年9月21日 こどもアトリエ「〇〇メダルをつくろう」

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ページ番号4002011  更新日 2025年9月25日

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9月21日にこどもアトリエを開催しました。講師は、絵本作家の友杉宜大さんです。友杉さんは今年『スターニャン ほしねこくろのおはなし』を出版されています。今回のワークショップでは、紙を切ったり、キラキラしたものを貼り付けてメダルをつくります。

はじめに、友杉さんは絵本の読み聞かせをしてくださいました。病院から戻ったばかりの黒猫のくろが空の旅をするというこの絵本には、4匹の猫が登場します。そのうち主人公であり、星とくっついた「くろ」は想像上のものだそうですが、それ以外の3匹は実際に友杉さんと一緒に暮らしている猫だそうです。今回、サンプルとして制作してくださった「猫メダル」も、その中の茶色の猫をモチーフにしたとのこと。他の猫の面倒も見てくれることへの感謝の気持ちを込めて制作されたそうです。今回のワークショップでは、自分だけでなく、家族やペットなど、誰かにあげることを考えてメダルをつくっていきます。

読み聞かせのあと、デモンストレーションとして、友杉さんは実際に子どもたちの前でメダルを作って見せてくれました。土台となる厚紙を丸く切り、そこに色々な紙を切ったり貼ったりしていきます。段々となにかができていく様子に、子どもたちは興味津々です。そうして、午前は「猫」が、午後は「ライオン」ができあがりました!ここでは丸形をベースにつくりましたが、ギザギザに切った紙を組み合わせたメダルもあり、好きなかたちでつくってもいいことを伝えてくれます。

それぞれの席に戻り、いろいろな大きさに切られた台紙からひとつ選んでから、制作を開始しました。それぞれ台紙を好きなかたちに切ると、貼り付けるものを選んでいきます。のりやハサミなどを上手に使いながら、どんどん制作を進めていきます。友杉さんは、制作中いろいろなテーブルを回って、参加者の人たちといろいろとお話してくださいました。
また、今回はメダルづくりということもあり、友杉さんはキラキラした紙やビーズなども持ってきてくれました。参加者自身もいろいろなキラキラしたものを持ってきてくれています。平面で制作するだけでなく、モール、金ボタンやポンポンといった立体物など、さまざまなものを組み合わせながら制作を行っていきました。大きなビーズやボタンなどは大人と一緒にグルーガンをつかってつけていきます。猫やパンダなどの動物を作る人もいれば、ひたすらキラキラにしてみたり、クリスマスツリーのかたちにしたり……と色々な形のメダルが出来上がっていきました。本体部分ができたら、首にかけるためのリボンをつけて完成です!

ワークショップの最後には、それぞれのメダルについて説明する発表会を行いました。多くの人が前に出て、どんなメダルで、誰にかけてあげたいかを教えてくれました。自分自身へのものもあれば、家族や兄弟へのものも。誰かのために、ということを考えながらつくったので、出来上がったのは自分にとっても、その誰かにとっても、特別なメダルになったのではないでしょうか。友杉さんも、メダルひとつひとつに丁寧にコメントをしてくださいました。

ぜひ持って帰ったメダルは、そのメダルをかけたい人に見せてあげたり、かけてあげたりしてくださいね。
友杉さん、素敵なワークショップをありがとうございました!

友杉さんの絵本「スターニャン」を読み聞かせしているところ

友杉さんの制作デモンストレーション

制作中の様子

制作中の様子