2025年9月15日 アジアの児童書出版関係者が来館されました
9月15日には、ASEAN諸国から来日中の児童書出版の関係者(以下の4名のみなさん)が板橋区にお越しくださいました。
Hoi Wing Yan(Odonata 出版/マレーシア)
Laura Peh(Cinnamon Art 出版/シンガポール)
Kuerkamol Niyom(Saan Aksorn 出版/タイ)
Le Thu Phuong Quynh(Crabit Kidbooks 出版/ベトナム)
この4名の方々は2025年のボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアでJBBYと国際交流基金が共催したトークイベントに参加し、この秋に国際交流基金の招聘で揃って来日しました。
4名と国際交流基金のご一行は、この日の午前中には板橋区立美術館を訪れました。まずは現在開催中の「館蔵品展 狩野派の中の人」を担当学芸員の解説を聞きながら鑑賞しました。みなさん興味津々にご覧になり、質問もたくさん出て、楽しいギャラリーツアーとなりました。
その後、館長の松岡より、日本における絵本の展覧会のあゆみや、当館でのボローニャ展をはじめとする絵本展についてスライドとともに説明をしました。さらに、現在板橋区として力をいれている「絵本のまち」の取り組みについて、その経緯や展開についてもお話をしました。こちらのお話に対しても、みなさんは熱心に耳を傾け、感想や質問もいただきました。
最後には、当館で制作した絵本の展覧会のカタログを見ながら意見交換をする時間もあり、当館としても沢山の刺激をいただきました。
昼食後には、みなさんで板橋区立中央図書館も訪れました。世界100か国以上の蔵書のなかにはマレーシア、シンガポール、タイ、べトナムの絵本も含まれているので、自身が出版した絵本やゆかりの絵本を見つける場面もありました。みなさん積極的に館内を見学したり、職員に質問をしたりしていました。
4名のみなさんは、これから数日間のうちに都内で児童書関係者との面会や図書館や書店の見学、また国際交流基金でのトークイベントなどを予定されているそうです。充実した滞在となりますように。