加賀小学校(令和7年6月18日訪問)
教育長訪問記
6月18日(水曜日)加賀小学校を訪問しました。今回は教育委員会事務局の指導室が企画する訪問に同行する形でした。この「教育委員会訪問」は指導室の指導主事や職員はもちろんですが、教育委員会事務局の他の部署の職員も参加します。これにより学校現場の実態を理解・把握し、各部署の事業に生かすことができますが、今回も10名以上の職員が参加しました。
最初に本間校長から学校の概要についてのお話がありましたが、地域の皆さんの協力もあり、教育活動が充実しているとのことでした。
その後、本間校長に案内され3校時と4校時の授業を視察しましたが、どの教室でも児童が学びに向き合っている姿がありました。音楽の授業では、写真のようにリコーダーの演奏を、その指使いがわかるように一人一台端末に撮影していました。記録に残して児童の自己学習と先生の指導の両方に活用するようです。

このように、一人一台端末はこれまでさまざまな活用方法が開発されてきましたが、各教科などの単元や場面に応じた活用が行われていると感じています。本校に関しては、どの教室でも当たり前のように活用されていましたので、GIGAスクール構想の趣旨は十分生かされています。なお、これは本校だけのことではありませんが、今後は、「板橋区授業スタンダードS」(児童生徒の自己選択・自己調整・自己決定などの場面を取り入れた授業で、SはSelfとSelectのS)に適合した活用なども研究が進むものと思われます。

上の写真は、児童が端末に入力したものを、教室前部の電子黒板に映しているところです。このスタイルも当たり前になってきました。児童一人一人の考えを生かした授業が行われているわけです。これにより、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実が図られることになります。
本校には特別支援学級(5組)が3学級あり、個々の発達や特性に応じた充実した教育が行われています。この日の5年生は、間もなく実施される倉渕移動教室の事前学習を行っていました(倉渕は行先である群馬県の地名です)。授業の後半ではどのような取り組みが楽しみなのかを発表していましたが、それぞれがきちんと理由も含めて発言しているのが印象的でした。牧場に行くのが楽しみという児童が多かったです。教室の外には児童が植えて育てている野菜や果物(ピーマン、なす、ミニトマト、スイカなど)の葉が青々としていました。

授業の視察の後で給食をいただきました(有料)。メニューはジャージャー麵、わかめサラダ、スイカ、牛乳でした。主食はパンのみという給食をいただいた世代の私には、麺が出るのはありがたく思いました。

今回の訪問を通して、本校が本年4月に着任した本間校長のもとで、より進化している様子を見ることができました。今後の児童の成長が楽しみです。
(記・長沼豊教育長)
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