板橋フレンドセンター(令和7年6月25日訪問)
教育長訪問記
6月25日(水曜日)板橋フレンドセンターを訪問しました。教育長ふらっと訪問になります。このフレンドセンターは、さまざまな理由で学校に通っていない児童生徒に対して、体験や活動を通じて、社会的自立を支援するところです。
アドバイザーに案内されて、各教室などを見てまわりました。令和6年度と比べてリラックスできる空間が増えたように思います。学校に行っていない子どもですからニーズは多様です。そのいろいろなニーズに合わせて居場所づくりをすることが求められています。令和7年度からメタバース空間での支援を行います。メタバース空間でつながった子どもたちと心理支援員がリアルの世界でもつながれるよう「ひみつきち」の準備を行っています。


フレンドセンターには東京家政大学の学生がボランティアで関わってくれていますが、令和7年度からは私の前々職の学習院大学の学生も来てくれるようになりました。これは大学と教育委員会が連携協定を結び、教職課程を履修している学生が5日間、月曜日から金曜日まで連続して来てくれるというものです。週あたりおおむね4人ずつになります。学生はそれぞれの得意なことを生かして、子どもたちに関わってくれているようです。金曜日にはミニイベントを催すことになっていて、最初に来た学生はフレンドセンタークイズをしてくれたおかげで盛り上がったそうです。年齢の近い大学生が来訪することによって、足が遠のいていた子どもも来てくれるようになったとのことで、なかには毎日来ている子どももいるそうです。
東京家政大学は同じ学生が固定の曜日に来る仕組みで、長く関わってくれる良さがあり、一方、学習院大学は違う学生が1週間交代で来る仕組み。短い期間ではあるものの連続して関わることでのメリットもあり、これがうまく組み合わさるとよい、とはアドバイザーのお話です。

ちょうど当日は月に1回のランチ会があり、地域の団体である「一般社団法人りんごのたね」の皆さんによる食事の提供がありました。普段は家庭からお弁当を持参するのですが、この日はみんなで同じものを食べます。ランチ会の日には、いつもより多くの子どもたちが通ってくるとのことでした。地域の方のご協力に感謝申し上げます。私は中学生の男子と一緒のテーブルでお話をしながら食べました。スポーツが好きな生徒で、午後は体育館でバスケットボールをすると話してくれました。私は中学校時代バスケットボール部に所属していましたので、楽しいひと時でした。テーブルのみんなで美味しい冷やし中華をおかわりしました。私も。

今回の訪問をふまえ、フレンドセンターをどのように居場所として機能させるか、多様な学びのさらなる充実に向けて、取り組んでいきます。
(記・長沼豊教育長)
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