桜川中学校（令和7年5月1日訪問）

教育長訪問記

　5月1日（木曜日）桜川中学校を訪問しました。教育長ふらっと訪問になります。

　まずは校長室で前田校長からお話を伺いました。本校では板橋区授業スタンダードの徹底に力を入れています。授業において「めあて→個人思考→ペア・グループ・チームでの思考→まとめ→振り返り」の流れの定着を図ることと、特に振り返りでは、めあてが達成されたかを確認し、分かったこと、できたこと、考えたことを説明したり、書いたりして可視化し、次時につなげる指導を重視しています。また、探究学習にも力を入れていて、生徒が主体的に学ぶことができるようになってきているそうです。

　本校は桜川小学校との小中連携の実施も重視していて、例えば生徒会による中学校説明会、合同のあいさつ運動、中学校での授業体験、部活動体験、小学校での職場体験、合唱コンクールグランプリクラスの合唱披露、中学生美術・技家作品などの小学校での展示などを通して、交流を図っているとのことです。

　その後、前田校長に案内されて、校舎内を見て回りましたが、板橋区授業スタンダードが徹底されていることが板書を見れば一目瞭然でした。どの教室にも「本時のねらい」「本時のながれ」「本時のまとめ」というマグネット表示が用意されていて、これらを可視化した授業が行われています。熱心に課題に取り組んでいる生徒の様子を見ることができました。

　本校では、生徒主体で自分たちの学校生活をよりよくしていくよう取り組んでいます。校則の見直しなども行なったそうですが、その際、生徒会の役割も重要だとのことです。板橋区内の中学校では、生徒主体で校則を見直すことを行なっていますが、本校でもしっかり実践していて安心しました。かつての校則では現状には合わないものがあるので、今の状況に合ったものに改訂したとのことです。このような取り組みが、生徒たちの落ち着いた学校生活につながっているのではないかと思います。

（記・長沼豊教育長）