志村第二小学校(令和7年11月29日訪問)
教育長訪問記
11月29日(土曜日)志村第二小学校を訪問しました。創立90周年記念式典に参列するためです。
本校は昭和10年(1935年)に創立され、現在の学校教育目標は「明るく思いやりのある人 よく考える人 たくましい人」です。90周年のスローガンは「羽ばたけ 二小の子 桜とともにかがやく未来へ 90周年おめでとう」です。
本校の特長的な教育実践として、木村校長の式辞で言及があったのは「ノート賞」です。これは児童が自学自習したことをノートに書いていき、一冊終わると校長がノート賞として認定してくれるというものです。令和6年度は一年間で、一番多くて40冊を超えるノートを書いた児童がいたそうです。この取り組みは児童に自律的な学習を促すことができますし、学習の成果が可視化されるので主体的に学んだ証となります。校長先生が認めてくれることで、児童の自己肯定感も高まります。
坂本区長が祝辞で触れられた「7つの挨拶」も本校ならではのものです。これは、挨拶を7つの段階に分けて、レベル7を目指して取り組むというものです。1は家族に、2は登校班・見守り隊に、3は学校で会った人に、4は元気な声で、5は相手より先に、6は相手の目を見て、7はいつでも、どこでも、となっています。挨拶は人間関係を築く基礎基本であり、意図的に教育活動として取り組んでいることに価値があると思います。
記念式典には5年生と6年生が参列していました。児童による「お祝いの言葉」はリレー形式でメッセージを発し、その合間に合唱をするという形式です。合唱の中でも90周年のために児童が作詞した歌「桜さけ」が印象的でした。自分たちが作った歌(作曲は音楽の先生でしょうか)ということもあり、ひときわ大きな歌声でしたのでインパクトがあり、その堂々とした態度には来賓席から沢山の拍手が起こりました。
本校の校庭は、桜の木と銀杏の木がシンボルツリーとなっており、校歌の2番にも「春は桜の花吹雪 秋は銀杏の金の雨」と出てくるほどです。銀杏の木は、上の写真のようにちょうど美しい状態で、来賓の皆さんの目を引いていました。一方の桜の木は、残念ながら寿命の観点から、年度末までに伐採するそうですが、接ぎ木として残していく予定です。
末尾に、本校のますますの発展を、そして100周年に向けてさらに充実した教育活動が行われることを期待しています。
(記・長沼豊教育長)
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