常盤台小学校(令和8年2月20日訪問)

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ページ番号1062151  更新日 2026年3月5日

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教育長訪問記

 2月20日(金曜日)常盤台小学校を訪問しました。東京都小学校体育研究会の研究発表大会が開催されたからです。本校は、令和6・7年度東京都教育委員会体育健康教育推進校であり、また令和7年度東京都小学校体育研究会研究協力校でもあります。研究主題は「自ら学び続ける力を、仲間と共に身に付けていく体育学習 ~学びの連続性をめざす授業づくりを通して~」です。

 到着後、まず公開授業を見学しました。各学年1学級ずつが公開授業を行っていて、1年生は「表現リズム遊び」、2年生は「跳の運動遊び」、3年生は「跳び箱運動」、4年生は「保健(体の成長)」、5年生は「ボール運動(ハンドボール)」、6年生は「保健(病気の予防)」でした。

写真:1年生の授業(表現リズム遊び)
1年生の授業(表現リズム遊び)


 1年生の表現リズム遊びは音楽に合わせて児童が楽しそうに体を動かしていました。楽しみながら自然に体が動いているというのがポイントだと感じます。私が子どもの頃の体育というと一糸乱れぬ行動が求められるような場面もあり、楽しむという場面はあまりなかったように思いますので、現在の児童をうらやましく思います。歌詞には昆虫の名前がたくさん出てくるのですが、各々の虫にはポーズが決まっていて、歌いながらポーズを決めていきます。「難・昆虫太極拳」というリズム遊びです。


写真:3年生の授業(跳び箱運動)
3年生の授業(跳び箱運動)


 3年生の跳び箱運動は開脚跳びで、各自の能力に応じた技に挑戦することができるようになっています。工夫しながら跳ぶこと、仲間からの助言を受けて跳ぶこと、1年生・2年生で取り組んできた動きを発展させて跳ぶことなどが意識できるように授業が構成されていました。児童はまず自己の課題を設定し、課題解決に取り組みます。4人グループで助言をし合って工夫すること、一人一台端末で動画撮影し、それを見ながら動作を確認することができます。授業の終末では前時と本時の動画を比較し、振り返って、自己分析をする(次時につなげる)という流れになります。このように学習過程が明確になっているため、児童自身が学びの主人公となって主体的に取り組むことができるのが授業の特長です。



写真:5年生の授業(ボール運動)
5年生の授業(ボール運動)


 5年生のボール運動はハンドボールでした。上の写真のようにゴールポストは小学校の児童用に工夫されたものになっていますが、これには研究助言者の大学の先生による助言があったそうです。研究主題に迫る手立てとしては、学びのサイクルを個人だけでなく、チームのそれも回していけるようにすることです。学びのサイクルとしては「めあての設定→自力解決→集団解決→振り返り」という板橋区授業スタンダードに則っています。各チームの児童は一人一台端末を用いたデジタルボードで作戦を考え、ゲームを行います。


写真:6年生の授業(保健)
6年生の授業(保健)


 6年生の保健の授業は「病気の予防」についてでした。生活習慣病の予防(動脈硬化、運動・食事・睡眠の重要性など)が本時のテーマとなっています。先生はプラスティック製の管とペットボトルで自作した模型を使って、ドロドロの血液とサラサラの血液の違いを説明していました。そのため児童は興味を持って授業に参加していました。授業内容を児童が自分ごととして捉える工夫として、自己の生活習慣について見直しができるように、チェックシートや一人一台端末を用いて健康状態を把握できるようにしていました。


写真:領域部会発表(研究成果の展示)
領域部会発表(研究成果の展示)


 公開授業の後には、都内の先生方による領域部会発表がありました。領域は「多様な動きをつくる運動」「体の動きを高める運動」「器械運動系」「水泳運動系」「陸上運動系」「ゲーム」「ボール運動」「表現運動系」「保健」「体育的活動」の10領域で、各教室で展示やプレゼンテーションが行われていました。東京都内の各地から参加した先生は約430人で、校舎内を動き回って、熱心に発表を聞いたり、発表者と対話したりしていました。



写真:全体会(パネルディスカッション)
全体会(パネルディスカッション)


 最後は全体会で、会場となった常盤台小学校の発表と、領域部会の代表の先生によるパネルディスカッションがありました。全体を通して、たくさんの熱心な先生方の参加があり、有意義な研究発表大会になっていたと感じました。

 研究主題の「自ら学び続ける力を、仲間と共に身に付けていく体育学習」は、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を目指すものであり、今後の学校教育の根幹をなすものと考えます。板橋区で実践が始まった「授業スタンダードS」とも関連するもので(SはSelf、Selectの頭文字で、児童による自己調整・自己選択・自己決定の場面を取り入れた授業)、児童の主体性を育む授業です。

 本校の2年間にわたる実践研究がとても充実したものとなり、その成果が都内の多くの小学校の先生方に向けて発信されたことは意義深いものがあります。会場校として公開授業と研究発表を行った常盤台小学校の児童と先生方に感謝します。引き続き、実践と研究を深めていってほしいと願います。


(記・長沼豊教育長)

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