桜川中学校(令和8年3月13日訪問)

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ページ番号1062860  更新日 2026年3月30日

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教育長訪問記

 3月13日(金曜日)桜川中学校を訪問しました。本校では平和探究の学習に熱心に取り組んでいて、特に現在の9年生は7年生の時から3年間かけて学びを積み上げてきていました。昨年(令和7年)12月の桜川小学校と合同の研究発表会の際も、授業の様子を見学したのですが、今回はまとめの成果発表があるのでぜひと前田校長からリクエストがあったため訪問しました。

写真:平和フェスティバルの会場(体育館)
平和フェスティバルの会場(体育館)


 当日の発表会は「平和フェスティバル」と名づけられていて、その目的は(1)平和の解像度を上げる(平和を「戦争がない状態」という広い言葉で終わらせず、自分にとっての平和、日常の中の平和を自分の好きなアート、音楽などを通じて具体化(可視化)する)、(2)多様な「正義」の共存を体験する(平和へのアプローチは人それぞれであることを知り、自分と違う表現や意見を認め合う「小さな平和の実践」の場として校内外・保護者等に発信する)です。


写真:ジオラマを作製した生徒の作品
ジオラマを作製した生徒の作品


 9年生は班に分かれて研究テーマを定め、さまざまな手法で発表します。第1部は展示が10とポスターセッションが3、第2部はポスターセッションが10、第3部はステージ発表が4となっていて、私は第1部を見学しました。会場となった体育館には上の写真のように原爆ドームのジオラマなどの展示物や、下の写真のようにパネルにポスター作品を展示したものなど、多様な表現方法のものが飾られていました。発表担当以外の生徒は各展示物を回って見学したり、質問したりして理解を深めます。私も第1部の全ての作品を見学しました。各ブースではわかりやすく説明してくれましたが、3年間学びを深めた成果がわかる内容でした。


写真:新聞形式の発表に仕上げた生徒の作品
新聞形式の発表に仕上げた生徒の作品

 昔の新聞を読むためには古文の知識が必要ですし、ジオラマ作製には美術のスキルが必要です。平安時代と江戸時代の平和を調べた生徒は歴史の知識を身に着けました。英語やドイツ語、中国語など各言語での平和を調べた生徒は語学の学習をしました。これらは一例ですが、このように総合的な学習の時間における探究的な学びは、各教科と連動していて、生徒の興味関心に応じて知識や技能等が習得できるようになっています。教科横断型の学びといえるでしょう。

 生徒が興味をもったことを知りたいという知的好奇心に基づく学びは生徒の集中力が違います。以前、前田校長も話していましたが、本校の学力向上の成果を見ると、この探究的な学びが教科学習の動機づけにもなっていると感じます。


写真:平和を帽子で表現した生徒の作品
平和を帽子で表現した生徒の作品

 9年生はこれまで広島への修学旅行、被爆者のお話、専門家の講話、広島の中学生との対話などさまざまな学びを通して、平和とは何か、過去の戦争のこと、日常における平和とは、などを探究してきました。その成果を発表するフェスティバルのスローガンは「究知伝継 ~厚い思いで広げる番~」となっています。


写真:生徒が考えた平和フェスティバルのスローガン
生徒が考えた平和フェスティバルのスローガン

 第1部の末尾に教育長からぜひ感想を皆さんにお願いしますとのことでしたので、述べさせてもらいました。12月に見学した時はまだ作成途中だった作品が見事に仕上がっていて素晴らしいということ、本校の生徒が平和について3年間しっかり探究したことの成果はとても充実しているということをお話ししました。最後に、広島の原爆死没者慰霊碑に記された「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」の主語は誰なのかを一緒に考えましょうと述べました。


写真:生徒の前で感想を述べる長沼
生徒の前で感想を述べる長沼

 以上のように、本校の平和探究学習が充実して実践されていることが確認できて、有意義な訪問となりました。生徒の学びを進化・深化させることに注力した前田校長をはじめ指導にあたってくれた先生方に感謝します。


(記・長沼豊教育長)

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