三園小学校（令和7年11月30日訪問）

教育長訪問記

　11月30日（日曜日）三園小学校を訪問しました。創立60周年記念式典に参列するためです。

　本校は昭和40年（1965年）に創立され、現在の教育目標は「よく考える子　思いやりのある子　ねばり強い子　たくましい子」です。和田校長のリーダーシップのもと、令和7年度の学校経営の最重点課題として「主体的に学びに向かう子どもの育成と確かな学力の定着」「自己有用感や成就感の醸成及び、共感的な人間関係の育成」「創立60周年に係る取組の充実」を挙げています。

　本校は校歌の1番の冒頭に「何百年の　けやきの木」とあるとおり、創立当時には周囲に、けやきの木が多かったそうですが、学校では創立10年の頃に植えられたポプラの木がシンボルツリーになっています。また校舎裏のかえる池を中心としたビオトープ、蓮の花が学校のシンボルになっています。このことから自然環境の豊かな土地に本校があることがわかります。

　上の写真にあるように、本校の校歌の作詞は「三園小学校PTA」となっており、創立後に当時の保護者が先生方と協力して作成したとのことです。学校が保護者や地域の皆さんとともに歩んできたことの証となっており、今でも歌い継がれていることに価値があると思います。

　記念式典には5年生と6年生の児童が参列していました。「お祝いの言葉」は児童がリレー形式で言葉を発し、途中に合唱が入るものですが、その堂々とした姿が印象的でした。学校の歴史に学び、自分たちがしっかりとそれを継承していくという「誓いの言葉」が力強く会場の体育館に響きました。その言葉が魂の込められた表現として、児童の今後の学校生活の指針となるよう願っています。

　末尾に、本校のますますの発展と、教育活動がさらに進展することを期待しています。

（記・長沼豊教育長）