上板橋第四小学校(令和7年4月18日訪問)

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ページ番号1057757  更新日 2025年4月28日

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教育長訪問記

 4月18日(金曜日)上板橋第四小学校を訪問しました。あいキッズの視察のための訪問で、令和6年度に続いて2回目となります。

 今回は坂本区長も訪問・視察されることになりました。前回と同様、事業者であるNPO法人「放課後NPOアフタースクール」の平岩代表理事が説明と案内をしてくださいました。

写真:坂本区長(左)、平岩代表理事(中央)、押塚マネージャー(右)
坂本区長(左)、平岩代表理事(中央)、押塚マネージャー(右)

 板橋区の放課後対策事業「あいキッズ」は、単に子どもを預かるだけではなく、放課後の時間を子どもたちが仲間とともに主体的に学び遊ぶ空間として機能させることを目指しています。子どもたちにとって重要だと言われている時間・仲間・空間の3つの「間」が連動している場づくりが重要です。その意味で、上四小あいキッズの取り組みは先駆的で、子どもたちがわくわくするようなプログラムが沢山用意されています。その証(あかし)として、高学年の子どもも多数参加しています。


写真:多彩なプログラムの案内「上板橋第四小学校あいキッズの4月のお便り」
多彩なプログラムの案内「上板橋第四小学校あいキッズの4月のお便り」


 正確には「用意されている」というよりも、子どもたちの声、ニーズも生かしてプログラムを作成しているので、子どものより主体的な関わりが実現しているのです。この日も体育館では専門家の指導のもとで、人気の高いドッジボールの教室が行われていました。それらのプログラムを選ぶことができる点も重要です。大人が決めたことをそのとおりにするのではない時間と空間。これが放課後活動(居場所)の王道です。

 令和6年7月に私が教育長として着任して以来、学校の授業では授業革新として、児童生徒の自己(Self)調整・決定、選択(Select)を生かした「Sタイプ」の授業を推奨していますが、放課後の子どもの活動もSタイプであることが求められます。本校のあいキッズの取り組みは、既にそれを実践してくれているのです。

 実際に見学していると、夢中になってさまざまなことに取り組んでいる子どもたちの姿が見られました。校庭では自分の好きな外遊びができます。また異学年の子どもたちが一緒に遊び、個別支援を要する子どもも一緒に遊んでいました。これもあいキッズならではと言えます。通常の学校生活では同学年の子どもが同じ教室内で学ぶのが一般的だからです(ただし私が以前勤務していたイエナプラン教育の学校では異学年の子どもが一緒に学び遊ぶのが通例でした)。上板橋第四小学校あいキッズでは、異学年の子どもが、障がいの有無を問わず、助け合い学び合いながら楽しく過ごす場となっています。学校の教育課程の枠組とは異なり、自由な発想で実践できる点も放課後活動の特徴です。

 このような取り組みを踏まえ、さらにあいキッズを魅力的なもの、有効なものにするため、教育委員会の地域教育力推進課では検討を重ねています。



(記・長沼豊教育長)


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