板橋第三中学校(令和7年12月18日訪問)

このページの情報をXでポストできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号1060913  更新日 2026年1月15日

印刷大きな文字で印刷

教育長訪問記

 12月18日(木曜日)板橋第三中学校を訪問しました。研究奨励校の研究発表会に参加するためです。

 令和6年度、7年度の2年間にわたって取り組んできた研究テーマは「誰一人生徒を取り残さない支援体制の構築 ~DSTP(誰一人生徒を取り残さないプロジェクト)の実践研究~」です。本校では、この研究に取り組む以前から、武田校長のリーダーシップのもと、DSTPの実践に取り組んできていました。教育目標は「学ぶ 鍛える 思いやる」で、校則は 「Be Gentleman 紳士であれ」 に一本化、誰もが快適な学校生活を送れるよう、生徒の自律を促すとともに、生徒との信頼関係の上に成り立つ指導・支援、人権に配慮した指導・支援の徹底を目指しています。

写真:研究テーマのDSTP
研究テーマのDSTP


 当日は公開授業、研究報告、講師による助言・補足・講評、分科会協議がありましたが、 まずは校内をまわって授業の様子を見させてもらいました。


写真:7年生の理科の授業の様子
7年生の理科の授業


 基本的には「板橋区授業スタンダード」に沿った授業展開(ねらいの明確化、自力解決や集団解決を取り入れた授業)でしたが、生徒を取り残さないという工夫が随所に見られました。例えば上の写真の授業では、先生の説明を聞きたい生徒が机を移動して先生(電子黒板)の前に集まってきています。奥や左の方の生徒は説明が不要な生徒で、自分で課題に取り組んでいます。このように生徒が自分でどのように学習するかを選択できるようになっていて、その意味では私が着任以来推奨している「板橋区授業スタンダードS」と合致しています。SはSelf(自分で)とSelect(選択する)のSで、生徒の主体性を育み自律を促します。



写真:8年生の技術科の授業の様子
8年生の技術科の授業


 上の写真はプログラミングの授業で、グループ内で相談しながら課題に取り組んでいました。どの学級でも、学習する際のグループは学級の生活班とは別に、その授業に合った編成をしているそうです。その教科が得意な生徒と苦手な生徒、課題をまとめるのが得意な生徒、発表が得意な生徒などを組み合わせて編成するとのことです。これにより、各生徒がグループの中で自分の役割を見いだして、協働的な学習に取り組むことができるようになります。これもDSTPの考え方です。


写真:9年生の社会科の授業の様子
9年生の社会科の授業


 上の写真のように、探究的な課題に取り組む授業も多数ありました。これらの授業を見て、いま学校教育に求められている「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」が着実に進められており、授業におけるDSTPの取り組みが確実に実践されていることを確認しました。

 なお、本校の研究では、この「授業における支援体制」を含め「教室外での支援体制」「保護者を含めた生活の支援体制」の3つの場に分けて支援体制を構築しています。校則を細かく規定しないものに改定していることもそれにあたります。生徒に自律的に行動することを促しつつ、生徒の自己肯定感を向上させるさまざまな仕組みを用意しているのです。また教室に入りづらい生徒のための校内居場所(SBSルーム)の運営や、保護者と連携した生活支援など、きめ細やかな支援体制を構築しているのが特長です。


写真:研究授業を参観する先生向けの掲示
研究授業を参観する先生向けの掲示


 研究授業では、上の写真のように、参観している先生方に「DSTPアクション見付け」を促していました。公開用の学習指導案には、あえて授業担当教師のアクションを書かず、参観した先生が発見したアクションを協議会で共有する仕組みです。これにより、他校の先生方が主体的に授業を見ることができますし、本校の先生方と一緒にDSTPを考えることができる、ユニークな取り組みです。参観者を誰一人取り残さないで一緒に研究しましょうという姿勢を感じます。


写真:研究発表会資料
研究発表会資料


 研究成果の資料も豊富な内容で、上の写真のように二次元コードから見ることができます。これにより、本校の研究成果が区内の多くの先生方の参考になり、各校の教育実践がさらによりよくなることを期待しています。

 改めて本校の研究に携わった全ての皆さんに感謝申し上げます。そして本校のますますの発展を期待しています。


(記・長沼豊教育長)

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 教育総務課
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2603 ファクス:03-3579-4214
教育委員会事務局 教育総務課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。