志村坂下学校(令和7年12月22日訪問)
教育長訪問記
12月22日(月曜日)志村坂下小学校を訪問しました。学校整備月間の点検のためです。
本校の教育目標(目指す児童像)は「かしこく(自ら進んで学ぶ子ども) なかよく(豊かな情操のある子) たくましく(健康でたくましい子ども)」です。また、目指す学校像は「すすんで学び、ともにかしこく たくましく」 (喜んで登校、満足して下校できる学校 学ぶ喜びを追求できる学校 仲間と関わり合う中で、自分一人ではできなかったことができる学校)と「地域から信頼される学校」(子どもたちが楽しそうに通っている学校 地域の誇りとなる学校(子どもが学校の広告塔) 地域コミュニティーの核になる学校)です。
到着後、整備月間の担当職員が校内の整備点検へ、私は磯校長に案内され各教室での授業を見て回りました。本校ではAIが搭載されたアプリを利用し、一人一台端末を活用した授業が当たり前のように多くの学級で取り組まれていましたので、そのことを中心にこの訪問記を記します。
上の写真は、児童がクラゲチャートに自分の考えを入力している様子です。クラゲチャートは中央に問を配置し、そこから放射状に伸びる考えを可視化する思考ツールです。小学生にもそれほど難しくないため、教科書でも紹介されている手法です。このような思考ツールは探究的な学びを重視している近年の学習指導では、頻繁に用いられるようになってきています。紙に書くこともありますが、一人一台端末の導入でPCに入力して取り組む事例も増えてきました。これにより、入力した内容を教員が見て個々の児童の学習状況や思考の中身を確認することができ、また他の児童が見て協働的な学びに生かすことができるようになるなど有効です。
本校ではAIが搭載されたアプリを利用した授業が行われており、児童が夢中になって課題等に取り組んでいました。教員もそれらを駆使して、より良い授業づくりに取り組んでいました。
クイズ形式の課題を活用して、知識の確認と定着を図っている授業もありました(上の写真)。児童は楽しそうに取り組んでおり、こうした授業形態も今後はさらに増えていくのではないかと思います。児童生徒が知る喜び、学ぶ喜びを感じることのできる授業への転換がますます求められていきます。
AIが搭載されているアプリでは、児童が入力した内容を添削し、有効な助言をしてくれるような機能もあります。計算問題のドリルでは、正解しなかった場合、その間違いに応じて修正を促し確認してくれるだけでなく、再確認のための別の問題を提示してくれます。
今後の授業は、このような新しい手法を駆使しながら、個々の児童生徒にあった学びを推進できる授業が求められます。自分の状況に合わせて選択して自分のペースで取り組むことができる「板橋区授業スタンダードS」(SはSelfとSelectのS)でも活用できる授業形態です。
磯校長から見せてもらった資料には、上の写真のように、授業の成果を漫画で表現したものがありました。これも担当の先生がAIを活用して作成したのだそうです。学びの成果がわかりやすく可視化されていて、児童だけでなく、保護者、他の先生、地域の人が見ても、どのような授業が行われたのか理解しやすいツールになっています。このような工夫も素晴らしいと感じました。
上の写真は道徳の授業ですが、板書を見れば、この授業で児童がどのような思考を巡らせて、表現したのか、その過程が手に取るようにわかります。道徳の授業では教科書の教材から、児童がどのように自分に引き寄せて考えるかが重要となります。その助けになるのが板書です。さまざまな考えを可視化することで、他の児童の発言から学びつつ、自分の考えを深めていくことができます。児童と先生の対話を通して、丁寧に考えを引き出していることが読み取れる板書でした。
この訪問記では、一人一台端末の、いわばデジタルを活用した授業を紹介してきましたが、この授業のように、広い黒板を活用して学びのプロセスを可視化できるのはアナログの良さと言えるでしょう。デジタルとアナログの各々の良さを生かした授業開発がこれからますます進展していくことでしょう。
本校では、全体的に落ち着いた雰囲気の中で、児童がしっかりと学びに向かっている姿がありました。今後ますます教育活動が進化することを期待しています。
(記・長沼豊教育長)
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