コラム「史跡公園実験室」第14回 講座に新しい工夫を

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ページ番号1056805  更新日 2025年3月12日

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たくさんのご応募ありがとうございました

出前講座の様子

すこし前のことになりますが、2025年1月25日に講座「史跡のなかの津々浦々」を開催しました。この時、中央図書館で開催していた「かかわりなずむ津々浦々と」展のラーニングプログラムとして開いた見学ツアーで、定員40名に対して、なんと72名の方から応募を頂きました。

ご応募いただきましたみなさま、ありがとうございました。また抽選の結果、残念ながら落選された方も多く出てしまいましたが、何卒ご容赦ください。史跡に関する講座や見学会は、今後も積極的に実施していく予定です。

重視したのは「対話」

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史跡の見学ツアーは、これまで何度か開催してきました。1万2千平方メートルに20件以上の遺構・建造物があり、全て詳しく解説しようとすると、「2時間喋りっぱなし」になることもあります。

しかし情報量が多ければ、良い学びにつながるというわけではありません。

そこで今回は、講師の学芸員2名で事前に相談して、お客さまと対話しやすい雰囲気づくりをめざし、今までにない工夫をすることにしました。

具体的には、これまで学芸員はエリア単位で案内を分担していましたが、どうしても一方的に解説しがちになるため、今回はこれをやめて遺構1件ごとに解説を交代しながら進行しました。また、学芸員間でも積極的に質問や補足情報をお話してもOK、というルールも決めました。

 

当日は寒さの厳しい一日になりました。事前に相談した通り、学芸員間での会話のキャッチボールを交えながら解説をおこなうと、自然とそこにお客さまも加わってくださいました。みんなで同じ史跡を見ながら、この地の歴史を考えて、対話する機会になったと思います。工夫のおかげもあってか、見学ツアーは終始和やかな雰囲気で進み、学芸員や従事職員も楽しい事業になりました。

今回は「対話」を重視するために、実験的な取り組みを行いましたが、ラーニングプログラムには正解はありません。これからも史跡が学びの場となるように、工夫を重ねていきたいと思います。

講座当日、旧理研で撮った梅の写真
当日は梅の花が綺麗に咲いていました。

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