桜川小学校(令和2年10月28日訪問)
教育長ぶらっと訪問
桜川小学校を訪問しました。荻久保剛正校長先生、榎本恵美副校長先生の温かいお迎えをいただきました。本区では小中一貫教育を推進する上で、1つの中学校と近隣の小学校がグループを組み、22の「学びのエリア」を構成しています。今日は桜川小学校と桜川中学校の「学びのエリア」での先生方の研修会が、桜川小学校で行われ、小学校の全学級で特別活動の授業が公開され、それを桜川中学校の先生方参観し、小中学校での特別活動のつながりあるカリキュラムについての学び合いが行われていました。このエリアでは、昨年度から「特別活動」に重点を置いて、文部科学省の教科調査官 安部恭子先生のご指導のもと、研究を続けています。今日は安部先生もお見えになりご指導をいただきました。
6年生3クラスでは、キャリア教育の一環として「中学生になった姿を思い描き、それに向けてめあてを決めよう」という学習課題のもと、授業が展開されました。その導入として登場されたのが、桜川中学校の関屋裕之校長先生でした。「こういう中学生になってほしい」というテーマで、部活動や定期テスト、修学旅行などの話しと関連させて「自分で考えて行動する中学生になってほしい」とやさしい表情ながら熱く語っておられました。この場面はGoogle meetsを活用し、2組・3組の電子黒板にも同時に写し出されました。
1年生から5年生までの各学級では、学級活動が行われ、その中で学級会が複数の学年学級で行われていました。学級会活動は、議題についてじっくり自分なりの考えをもち、友達の話を聴きながら、自分の考えと共通することや異なることを明確にして、発表し、学級としての合意形成を取っていく活動です。これは、本区が重点を置いている「読み解く力」につながる大切な活動であります。1年生の教室でも、活発な話合いが行われていました。その中で、感心したことが、「みんなのために」や「クラスのために」という言葉が出されていたことでした。
どの学級でも、先生方の姿がとても印象的でした。一言で言えば、「温かく見守る。必要最低限の発言しかしない。」というところでしょうか。子どもたちの発言に「うなずき、あいづち、くりかえし」というアクティブ・リスニングの手法を取り入れたファシリテートぶりに感激しました。
授業の途中で、グループになって検討する時間も設け、“子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのための”話合いが意図的に組み込まれ、板橋区授業スタンダードにそった素敵な授業でした。こういった学びが小学校中学校9年間で継続して行われることで、子どもたちの思考力や表現力、そしてコミュニケーション能力が大きく伸びていくことを確信しました。


お話しを熱心に聞いていました。

明確にしていきます。

につとめます。

設けられています。
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