赤塚氷川神社木曽御嶽塚<記念物(史跡)>
赤塚氷川神社木曽御嶽塚
(あかつかひかわじんじゃ きそおんたけづか)
木曽御嶽塚は麓から山頂にかけて、御嶽山に関わる祭神などの石碑が配された人造物で、富士塚と同様、江戸時代後期以降に庶民が木曽御嶽を登拝するため組織された信仰団体である木曽御嶽講中によって造られたと考えられます。
赤塚氷川神社の御嶽塚は、御嶽信仰の行者、一山行者のもとに組織された赤塚一山講によって築造された塚です。なお、明治16年(1883)作成の「氷川神社祭礼絵馬」には、氷川神社境内にある富士塚とともにこの木曽御嶽塚が描かれており、19世紀には造成されていたことがわかります。なお、塚に建てられている「御嶽山座王権現」碑は、元治元年(1864)に氏子によって奉納された碑で、区内最古の御嶽山関連の碑です。
当木曽御嶽塚は、赤塚村の鎮守である氷川神社の境内地にあり、当該地域と周辺地域における木曽御嶽登拝講の活動状況や地域の歴史、信仰、民俗、風習などの実態について考察を行う上で貴重な史跡です。
所在地
板橋区赤塚四丁目22番1号 氷川神社境内
所有者
氷川神社
区分
記念物(史跡)
登録日
平成28年3月28日
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