不動の滝〈記念物(史跡)〉
不動の滝
(ふどうのたき)
不動の滝は、江戸時代から富士・大山を初めとした霊山登拜へ出発する際の水垢離場(みずごりば)として利用されてきた。寛政11年(1799)造立の石造不動尊像により、江戸時代中期には水垢離場として利用されていたことが窺える。その後、幕末には木曽御嶽山(きそおんたけさん)を信仰する赤塚一山元講(あかつかいっさんこう)の利用が確認でき、さらに明治35年(1902)1月には石製の玉垣(たまがき)が整えられ、昭和8年(1933)には滝壺の整備が行われるなど、永年にわたり利用されてきたことがわかる。かつて板橋区内では、いたるところに湧水があり、生活用水や水垢離場として利用されていたが、その多くは消滅した。当滝は、霊山登拜者が水垢離場として利用されていた当時の姿を留めているだけでなく、その機能も有しており貴重である。
所在地
板橋区赤塚八丁目11番
登録日
令和2年2月25日
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