2024年5月11日 洋風画という風展ギャラリートーク

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ページ番号4001873  更新日 2024年5月12日

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5月11日(土曜日)に「歸空庵コレクションによる 洋風画という風ー近世絵画に根づいたエキゾチズムー」展のギャラリートークを開催しました。
本展では、当館に寄託されている洋風画を中心とした歸空庵コレクションによる、選りすぐりの作品73点を通して、洋風画の魅力をご紹介しています。

 

洋風画の様子

洋風画とは、日本絵画における西洋風の絵画技法を用いた絵画です。
こちらの秋田蘭画は、クローズアップした近景による遠近法や、銅版画のエッチング技法のような細かい線描などが特徴です。小田野直武《鷺図》は、その典型的な例の名品です。

秋田蘭画

ここで解説しているのは、日本の身近な風景を洋風表現で表した作品の数々です。上野の不忍池や広尾、高輪、そして富士山の見える景色などを洋風に描くことは、現代の私たちにも新鮮に感じられたのではないでしょうか。

洋風画による富士山など

当時の絵師たちの洋風表現への挑戦について、展示室をめぐり感じて頂けていたらうれしいです。

ご参加いただきありがとうございました。
ギャラリートークは5月25日(土曜日)にも開催します。
14時から30分程度、参加無料、事前申込不要、当日直接2階展示室までお越しください。

(参加者15名)