2024年6月28日 小学生鑑賞教室

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ページ番号4001887  更新日 2024年7月1日

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6月28日、区内の志村第一小学校の四年生が「2024イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に来てくれました。
毎年開催しているこの展覧会では、会期の前に区内の小学生を対象として鑑賞教室を行っています。

はじめに、展示室で2クラスに分かれて、担当の学芸員が展示されている作品についてお話をしました。
このグループでは「さわる絵本」についてお話ししました。
目の見えない方や見えづらい方のためにイタリアで製作された木製の「触察パネル」は、ボローニャ絵本原画展の入選作品が原図であり
木の彫り方により質感が表現されています。来てくれたみんなは、3年生のときに触察パネルにふれており、今回は2回目です。
説明のあとには、目をつぶったりお友達同士でお話しながら、かたちや質感を確かめている姿がみられました。
(今回の展示では触察パネルの展示はありません)

パネルの説明

一方のグループでは、スロヴェニアの作家・アナ・マラシュによる「雨対策スープ」の絵本原画を鑑賞しました。この日はちょうど原画に描かれているような雨降りの日で、絵の中の光景を親しみを感じて見入ることができました。
強い雨や、小雨、傘に降りかかる様子などを洗練された線と限られた色で表現したこの作品について、
担当学芸員といっしょに、描き方の違いを見つけたり、作品のタイトルの意味や、絵の中に描かれた謎めいたものについて、一緒に推理しました。

「雨対策スープ」をみているところ

その後は、自由に展示室を回り、それぞれ誰かに伝えたいと思うような気に入った作品を選んでスケッチをする課題をしました。
原画に見入ったり、絵本をじっくり読んだりして、それぞれに楽しんでくれたようです。
時間があっという間に過ぎてしまったので、会期中にまた来てくれると嬉しいです。(生徒55人)

 

 

展示を見ているところ

見ているところ