電子展示室77号「いたばし東上線のアーカイブズ」
こうぶんしょ館電子展示室77号
「いたばし東上線のアーカイブズ」
6月9日は「国際アーカイブズの日」です!
世界各地のアーカイブズ(記録や資料の保管施設)では、この日にあわせて様々な行事が開催されます。
アーカイブズ施設の一つである板橋区公文書館でも、その役割について広く区民のみなさまにご理解いただくため、板橋区役所地下1Fの区政PRコーナーを会場に、毎年2回「地下展示」というミニ展示会を開催しています。今回の地下展示では、アーカイブズとはどのような施設なのか、類似の施設である図書館および博物館との関係および違いについて解説する従来のスペースと共に、今年の5月1日に開業100周年をむかえた「東武東上線」に関する資料も一緒に展示いたしました。
そこで今回の電子展示室では、地下展示で取り上げた東武東上線関係の資料のうち、区内にある東武東上線の駅前や車両をとらえた懐かしい写真を中心に、変わり続ける東武東上線沿線の光景を紹介するとともに、板橋区の貴重な資料を保存・活用する「アーカイブズ」である板橋区公文書館の果たしている役割の一端なりを感じ取っていただければ幸いです。
「東上線(とうじょうせん)」の由来
東上線の名前については、明確な記録はないようですが、前身の東上鉄道が東京から上州(現在の群馬県)の渋川町までをつなぐ計画であったことによるともいわれています。
ただし、東上線が群馬県にまでつながることはありませんでした。『東武鉄道百年史 資料編』(220ページ)には、「国鉄八高線との関連で当初計画の渋川延伸はならず「東上」の名に建設趣旨のなごり」とあります。



板橋区内の東上線駅と開業年
東上線の路線図(一部)ならびに区内にある東上線駅の開業年については、以下の「【参考】東武東上線路線図」を参照ください。
展示写真一覧
(1)大山駅踏切の今と昔(昭和46年 平成25年)2点


(2)中板橋駅の今と昔(昭和41年 平成25年)2点


(3)ときわ台駅前の今と昔(昭和38年 平成25年)2点


(4)東武練馬駅の今と昔(昭和45年 平成25年)2点


(5)成増駅の今と昔(昭和46年 平成25年)2点


※現在の駅前の様子をうつした写真は、平成25年に都市整備部都市計画課土地利用計画係が撮影したものを、公文書館へ移管をうけたものです。
【参考】公文書館が所蔵する東武東上線関係の資料(主なもの)
- 東武鉄道株式会社編『写真で見る東武鉄道80年 明治・大正・昭和三代の変遷』(東武鉄道株式会社 昭和52年)
- 東武鉄道株式会社編『東武の鉄道車両 90年の歩み写真集』(東武鉄道株式会社 昭和62年)
- 東武鉄道社史編纂室編『RAILWAY100 東武鉄道が育んだ一世紀の軌跡』(東武鉄道株式会社 平成10年)
- 東武鉄道社史編纂室編『東武鉄道百年史 資料編』(東武鉄道株式会社 平成10年)
- 「常盤台住宅地案内」(リーフレット 昭和10年代)
- 「東武東上線立体化に向けて 人にやさしいまちをめざして」(板橋区都市整備部施設計画課 平成4年)
- 「東武練馬駅北口地区 住民アンケート結果の概要」(板橋区都市整備部再開発課 平成8年)
- 「東上線立体化調査特別委員会記録」(板橋区議会 平成21年6月12日・平成21年10月15日)
- 「東上線立体化調査特別委員会記録」(板橋区議会 平成22年12月13日・平成23年2月23日)
その他、区内東上線各駅を撮影した写真資料等もあります。
※板橋区公文書館では、年2回、板橋区にちなんだテーマを設定し、それに関する写真や行政刊行物といった公文書館所蔵資料の展示を、区役所地下1階、区政PRコーナーにおいて開催しています。ぜひとも足をお運びください。
また、板橋区公文書館には、写真資料以外にも、板橋区に関する各種資料が所蔵されています。皆さまのご来館をぜひともお待ちしております。
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