電子展示室70号「いたばしのアーカイブズをよろしく!」

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ページ番号1009237  更新日 2020年1月28日

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こうぶんしょ館電子展示室70号

「いたばしのアーカイブズをよろしく!」

はじめに

6月9日は「国際アーカイブズの日」です。
各地のアーカイブズでは、これにちなんだ行事がおこなわれていますが、板橋区公文書館でも、アーカイブズが果たしている役割について、広く区民のみなさまにご理解いただくため、定期的にこのテーマを取り扱っています。
まず、そもそもアーカイブズとはどのような施設なのか、簡単に説明します。続いて、類似の施設である博物館および図書館とアーカイブズ(この3施設はMLAと呼ばれる)とはどこが違うのか、3館はどのような関係にあるのかについて解説します。そして最後に、関東近県に設置されているアーカイブズ施設を、写真パネルでご紹介いたします。
この電子展示室を通して、みなさまの身近な存在としてアーカイブズを感じ取っていただければ幸いです。

国際アーカイブズの日って?

世界中の公文書館の相互連携を強め、活動発展を支援する組織「国際公文書館会議(ICA)」が、ユネスコの支援の下で設置されたのが、1948年6月9日のことでした。
それを記念してICAでは、毎年6月9日を「国際アーカイブズの日」とし、その活動の周知をはかる日と定めました。
当公文書館でもその趣旨に賛同し、毎年アーカイブズに関し多くの皆さまに知って頂くための活動を行っています。

アーカイブズって?

テレビなどではすっかりおなじみとなったアーカイブス(ズ)。たびたび電子展示でも紹介しています。
アーカイブズとは、行政機関が作成した文書をはじめ、皆さまに関する大切な記録を保管する施設です。加えて、地域の古い記録や写真なども保管するアーカイブズは、地域の皆さまにとっての「記憶の宝庫」だといえるでしょう。
アーカイブズは、重要な行政文書を保管することで民主主義の根幹を支えるとともに、失われてゆく地域の記憶を未来へと受け継いでいく大切な施設なのです。

MLAってなに?

わたしたちに身近な文化施設である、博物館・美術館(ミュージアム)、図書館(ライブラリ)とともに、海外では公文書館(アーカイブズ)も、文化資源を保存・活用する施設として、大変に重視されています。これら文化施設は「MLA(エムエルエイ)」と呼ばれ、国民が文化的な生活を営む上で欠くことができない施設とされており、各施設単独で活動するだけではなく、各種連携、情報資源の横断的な活用がいま求められています。

いたばしのアーカイブ 「公文書館」とは

区役所では、各種業務にともない、たくさんの書類(公文書)が作成されます。その書類は、決められた期間、大切に保存します。そして、保存しておかなければならない期間が過ぎた公文書は、役目を終えた書類として廃棄されることになります。
しかし、役目を終えた公文書の中で、板橋区がどんな事業をしたのか、区民の皆さんの暮らしにどうかかわったのかを伝える公文書は、区民全体の財産として永久に保存します。
板橋区公文書館の設置条例第1条にも、「区民に広く開かれた区政運営を推進するため、区に関する公文書、刊行物その他の記録で歴史資料として重要なものを収集し、保存し、及びこれらを広く区民の利用に供することを目的として公文書館法に基づき設置する。(抜粋)」と述べています。
このように歴史資料として大切な公文書を選んで、整理・保存し、公開していく施設が「公文書館」なのです。
また、公文書館にはその他にも、統計・報告書などの行政資料、板橋区史の編さん過程で収集した資料(複写物)、写真、地図などが保存、公開されています。
※板橋区公文書館には、板橋区に関する各種資料が所蔵されています。
皆さまのご来館をお待ちしております。

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総務部 区政情報課
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2020 ファクス:03-3579-4213
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