2015年10月25日 鑑賞講座「江戸の美術を行って見る」
先日、参加者25名とともに、サントリー美術館で開催の「久隅守景」展(~11月29日)を鑑賞しました。
当館のコレクションのひとつ「江戸狩野派」にまつわる史跡や特別展を実際に「行って見る」ことで狩野派の歴史をさまざまな角度から体感するレクチャーです。
1回目は当館、2回目は狩野派の墓所がある池上本門寺、そしてサントリー美術館、という3回連続シリーズです。
国宝「納涼図屏風」で名が知られる久隅守景は狩野探幽の弟子でした。
展覧会担当の池田芙美さんによるレクチャーでは、謎の多い守景の生涯や作品の特徴など大変わかりやすく説明してくださいました。
展覧会では、丸々とした山並みが特徴的な知恩院の襖絵や人々が生き生きと描写された四季耕作図から、守景の娘の雪信、息子の彦十郎など、子どもたちの作品まで展示されています。
当館からは、清原雪信《源氏物語 浮舟図》《西行・江口贈答図》《花鳥図屏風》の3作品が出品されています(展示替あり)。
3回の講座で、参加者のみなさま江戸狩野派に親しんで頂けたのではないでしょうか(もちろん私たちも!)。
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