2015年6月7日 近代日本の社会と絵画 戦争の表象 ギャラリートーク 最終回

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ページ番号4001089  更新日 2020年1月28日

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いよいよ本日最終日となりました、「近代日本の社会と絵画 戦争の表象」展。
多くの参加者が見込まれましたので、会期中最後の展示解説は、展示室前ロビーにてスライドレクチャーとなりました。参加してくださったおよそ43名のみなさん、ありがとうございます。

写真は、柳瀬正夢による「少女たち」(1943年)を紹介しているところです。柳瀬は、最先端の芸術表現を手がける一方で、漫画や装丁、デザインなど幅広く活躍し、このように子どもの姿を生き生きと描き、幼年雑誌『子供之友』でも子ども向けの作品を多く描きました。
当館で開催予定の当館企画展「描かれた大正モダン・キッズ‐婦人之友社コレクションによる『子供之友』原画展」2016年2月20日(土曜日)~3月27日(日曜日)では、また柳瀬の別の作品に出会えるはずです。こちらもどうぞお楽しみに!

写真:スライドレクチャーの様子1


もうひとつの写真には、左端に杖を突いて聴講している人物が!
この人物はブロンズ彫刻で、峯孝による「戦禍の老婆」(1967年)という作品です。会期中会場の入口でずっと来館者を見守ってきたこの老婆、実はずっとギャラリートークを聞きたかったのかもしれません。山下菊二による「祀られる戦士」(1967年)を食い入るように見つめているかのようです。
最後に良い位置で参加できて良かったですね。

写真:スライドレクチャーの様子2


展覧会は本日をもって終了いたします。
たくさんの方々にご来館いただきありがとうございました。
本展の出品作家・井上長三郎の作品は、11月21日(土曜日)~12月27日(日曜日)当館開催の、「井上長三郎・井上照子展」でご覧いただけます。

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
区民文化部 文化・国際交流課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。