2015年3月2日 小林ふみ子先生講演会

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ページ番号4001132  更新日 2020年1月28日

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3月1日には、「18世紀の江戸絵画」展の記念講演会として、法政大学文学部日本文学科教授の小林ふみ子先生に、「神仏の軽口・鳥獣の愚痴 -江戸の文芸と絵画の遊び」という演題で、本展と同時代の江戸の文芸についてお話いただきました。

この頃は、享保の改革後に出版業が隆盛し、さらに学問や思想を相対化して批判的にとらえる流れができた時代だったようです。神仏を戯作化したり、動物や虫が人生訓的な議論をしたりといった、現代の我々にとってツッコミ所満載な小咄を多数ご紹介くださいました。
ワラビ、ウサギ、大黒天など本展出品作のモチーフが詠み込まれたお話を特に選んでご紹介くださったので、講演会後には、江戸ッ子の物事を積極的に面白がる気分を味わいながら、作品を鑑賞していただけたのではないでしょうか。
軽妙な語り口に引き込まれるような、楽しいご講演でした。

冷たい雨の中、ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。小林先生も、聴講のみなさまの熱心さに驚かれていました。(聴講約90名)

写真:講演会の様子

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