2014年12月14日 ブックトーク 宇野和美さん

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ページ番号4001151  更新日 2020年1月28日

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本日は2回目のブックトークを開催しました。講師はスペイン語翻訳者の宇野和美さんです。宇野さんはスペインの絵本のみならず、近年注目されている南米の絵本もよくご存知です。
今日はアルゼンチンの作家イソールによる絵本についてお話いただきました。宇野さんはイソールの絵本の日本語訳を手がけています。そして最近出版されたのが『うるわしのグリセルダひめ』。美しいおひめさまに夢中になった男の人たちがみんな首を落っことしてしまうというお話には、イソール独特のユーモアや温かみが感じられ、日本の絵本とは違った味わいがあります。軽やかな線で描かれるさまざまな登場人物や、センスのいい色使いも見どころです。

写真:会場の様子


イソールの未邦訳の絵本も紹介して、最後に、もう一冊の訳書『かぞくのヒミツ』を読んでくれました。子どもの気持ちをうまく表現しながらも、女の子らしいちょっとすました感じが、宇野さんの翻訳によって立ちあらわれるようです。
短い時間でしたがイソールの魅力をたっぷりとお話いただきました。トーク終了後もみなさん絵本を熱心に見ていました。(約15人参加)

ブックトークは12月20日(午後3時30分〜)にも開催します。ページを重ねて楽しむ絵本を出版した岡村志満子さんがお話します。30分程度ですので、展覧会鑑賞の前後にどうぞお気軽にご参加ください。終了後にはサイン会も予定しています。

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
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