2014年7月20日 ラテンアメリカの絵本を見てみましょう

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ページ番号4001219  更新日 2020年1月28日

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近年、アルゼンチン、ブラジル、メキシコなど中南米の児童書が注目を集めています。昨年のアストリッド・リンドグレーン記念賞(ALMA)に輝いたのは、アルゼンチンの絵本作家イソールさん。そして今年3月のボローニャ・ブックフェアでは、ブラジルがゲスト国となり、会場内ではブラジル絵本に関するイベントがいくつも行われました。そんな中、ブックフェア期間中に発表された国際アンデルセン賞画家賞に輝いたのも、同じブラジルの絵本作家ホジェル・メロさんでした。今年のボローニャ展でも、アルゼンチンとチリから一人ずつ入選作家が輩出しています。

そんなわけで、今回はスペイン語翻訳家で、スペインやラテンアメリカの絵本を熱心に日本に紹介している宇野和美さんにご講演いただきました。ALMAを受賞して日本でも注目されているイソールの絵本は、宇野さんが翻訳を手がけて日本語で出版されたタイトルもあります。子どもの気持ちをとらえたストーリーにはファンも多いのではないでしょうか。そのほか、独特のユーモアあふれた絵本や、中南米の子どもたちをありのままに描いた絵本、ラテンアメリカに伝わる民話をもとにした絵本など、ご自身で買い集められた絵本をたくさん持って来てくださり、1冊1冊のストーリーを追いながら作家の特徴や見どころをお話くださいました。壁には中南米の地図も掛けられ、宇野さんが作家や編集者から直接聞いたお話もあり、ラテンアメリカの絵本が身近に感じられた講演会でした。(聴講約40人)

写真:講演会の様子1

写真:講演会の様子2

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