2014年9月13日 舞踏パフォーマンス&レクチャー「種村季弘の方へ」

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ページ番号4001187  更新日 2020年1月28日

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本日、舞踏家の大野慶人氏による舞踏パフォーマンス&レクチャー「種村季弘の方へ」が、2階の展示室ロビーで行われました。
舞踏家、土方巽の写真パネルや公演ポスター、種村季弘が土方に寄せた文章、「肉体の叛乱」の映像などが展示された空間が本日の舞台です。
大勢のお客様が待つ中、「アメージング・グレース」の調べとともに、本展出品作家である土井典の仮面をつけた大野氏が赤いバラの花を手に登場します。大野氏の肉体から紡ぎ出される動作の一つ一つが会場に拡がるようでした。
舞踏の合間には、慶人氏のお父様で、舞踏家の大野一雄氏と土方巽氏に関するエピソードや、種村季弘氏との出会いなどをお話いただきました。
「ねじれ」は、本展の第四章「魔術的身体」の中の、種村が注目したテーマの一つであり、土方の舞踏や吉野辰海の犬の彫刻は、その文脈の中で紹介されています。また、「ねじれ」は舞踏の基本的な動作の一つでもあります。
吉野の3メートルあまりの大きさの犬の彫刻、《双頭犬》《水犬》と呼応するような、大野氏のねじれを強調した舞踏もご披露いただきました。
普段は写真パネルと映像資料での土方巽と舞踏の紹介でしたが、大野氏の実演とお話により、土方の舞踏、種村のまなざしが見えてくるような公演でした。
(参加者約100名)

写真:会場の様子1


写真:会場の様子2

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