2017年9月16日 ギャラリートーク2回目
本日9月16日(土曜日)「館蔵品展 江戸の花鳥画」のギャラリートークを行いました。(参加者21名)
雨が心配される中、お集まり下さってありがとうございました。
第1室では、屏風作品を中心に、幕府の御用絵師である狩野派の様々な表現をご覧いただきました。
室町の作風を伝える作品から、やまと絵風、中国絵画の模写まで、江戸狩野派は案外と表情豊かです。
写真は、狩野宗信《花鳥図押絵貼屏風》の前にて、水墨の筆致について説明しているところです。
第2展示室では、写実的な花鳥画を描いた「南蘋派」の作品、酒井抱一をはじめとした江戸琳派、さらに特定の画派に属さない魅力的な作品までをご覧いただきました。
写真の左手前に展示しているのは、琳派の絵師・山本光一《狐狸図》です。
「きつねとたぬき」というこのお約束の取り合わせが、幕末~明治頃には、すでに対で表現されているのがわかります。
詳しい作品の説明は板橋区立美術館公式ツイッターや古美術のインスタグラムでもご覧頂けます!
ギャラリートークは9月30日(土曜日)、10月7日(土曜日)にも行います。
いずれも午後2時から30分程度、参加無料、申込不要です。
また、来週の9月23日(土曜日)には今橋理子氏(学習院女子大学教授)による記念講演会「江戸の花鳥画を「読む」愉しみ」を開催します。
当館1階講義室にて、午後2時00分~午後3時30分。申込不要、聴講無料、先着100名です。
どうぞ気軽にお立ち寄りください!
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