2017年7月24日 ヨシタケシンスケさん、若月眞知子さん 講演会

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ページ番号4000766  更新日 2020年1月28日

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今、大人気の絵本作家ヨシタケさんと、ヨシタケさんの最初の絵本で大ヒット作となった『りんごかもしれない』などを出版するブロンズ新社の若月さんに、「初受賞で初海外」と題してお話しいただきました。

今年の初め、ブロンズ新社から出版した『もうぬげない』が、ボローニャ・ラガッツィ賞フィクション部門優秀賞(メンション)に決まったという知らせを若月さんから聞きいたヨシタケさんは、以前から知っていた賞の受賞に、びっくりしながらも、現地ボローニャを訪れることにしました。
とはいえ、たくさんの仕事におわれ大忙しの中、しかも初めての海外。不安を抱えながらも、二泊三日の弾丸ボローニャ旅行が始まりました。

写真:講演会の様子1


初めての国際線やパリでのトランジットを経て、なんとか到着したボローニャ。
緊張の受賞式では、審査員たちとハグ&キスをするのではないかとドギマギしたり(実際には回避したそうです)、授与されたプレートの名前が間違っていたりしたそうですが、ブックフェア会場ではヨシタケさんの絵本に魅了された海外の出版人たちとも出会い、刺激的な経験となったようです。

写真:講演会の様子2


写真:講演会の様子3


現在、ヨシタケさんの絵本は、多数の言語で翻訳出版されています。
翻訳の難しさはどの言語にもありますが、それぞれ解決方法を見出し、また、各国の事情によっては絵の描き直しに応じるとのこともあるそうで、ブロンズ新社が力を入れる海外での出版にまつわるエピソードもたくさん披露してくださいました。

若月さんが初めてボローニャのブックフェアを訪れたときにも大変な感銘を受けたということですが、ヨシタケさんも、若いイラストレーターたちを積極的に受け入れ、未来の絵本作家たちの可能性を後押しするこのブックフェアに驚かれたようで、「みなさんもボローニャに行った方がいいですよ!」ともおっしゃっていました。

大急ぎの旅行でしたが、観光も少しだけ楽しまれたようで、ヨシタケさんの目を通して見たボローニャのお話は終始笑いに包まれていました。

暑い中、たくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございました。(聴講約100名)

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