2017年3月18日 記念講演会「出島の暮らしと描かれたオランダ人」
本日3月18日(土曜日)に現在開催中の長崎版画展の記念講演会を行いました。
講師は東京大学史料編纂所教授の松井洋子氏です。
「出島の暮らしと描かれたオランダ人」というテーマでご講演いただきました。
近世日本の対外関係や出島築造のことからお話しが始まりました。
出島に入ることの出来た日本人の役職や仕事内容などを教えていただくと、絵を見ることがよりいっそう楽しくなります。
また第2展示室に商館長ブロンホフとその家族の絵が多く展示されていますが、彼らの悲劇について詳しくお話しいただきました。
その一方で、日本の遊女と商館長ブロンホフの恋文も残っているようです。
江戸時代の日本の社会制度や当時の対外関係について長崎版画と絡めてお話しいただきました。
長崎版画にオランダ人は数多く描かれていたので、講演会の後にもう一度展示をご覧になった方も多いようです。
(参加者92名)
展覧会もいよいよ残り1週間となりました!
残るイベントは
- 3月19日(日曜日)午後2時00分〜午後3時00分まで、担当学芸員によるスライドトーク
- 3月20日(月曜日・祝日)午後2時00分〜午後3時30分まで、担当学芸員による講演会「長崎版画入門」
の2つです。
いずれも当館1階講義室にて、聴講無料、申込不要、先着100名です。
どうぞお見逃しなく!
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