2017年3月20日 記念講演会「長崎版画入門」
本日3月20日(月曜日・祝日)に現在開催中の長崎版画展の記念講演会を行いました。
講師は板橋区立美術館学芸員の植松有希です。「長崎版画入門」というテーマで講演しました。
入門編ということで、
- 長崎というまち
- 長崎版画とは?
- 個性豊かな版元
- 長崎版画に魅せられた人々
という4つのトピックを中心にお話ししました。
江戸時代に版行された地図や長崎港が描かれている版画と、現在の長崎の写真をともに見比べます。
また、長崎版画を語る上では江戸時代の長崎や日本の対外関係の話は欠かせません。
まずは長崎の歴史から振り返りました。
さらに長崎版画について、種類や技法、長崎版画と同様に地方で制作された版画についても少しお話ししました。
長崎版画は版元が制作から販売まで一貫して手掛けていました。
その版元それぞれが持つ特徴をお話しします。
参加された方にどの版元が好きか聞いてみたところ、文錦堂が好きという方が1番多かったです。
ちなみに、この文錦堂の2代目店主が描いた肉筆画も今回展示しています。
最後に長崎版画を蒐集し、研究してきたコレクターのお話です。
彼らにとって長崎版画の魅力はどのようなものだったのでしょうか。
この展覧会によって多くの人が長崎版画と出会い、その魅力を楽しんでいただけたら嬉しいです。
(参加者80名)
長崎版画展もいよいよ残り5日となりました。
謎の多い長崎版画の多彩な魅力をお伝えします!
この機会をどうぞお見逃しなく!
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