2023年3月19日子どもアトリエ「大好きなおもちゃと絵本をつくろう」

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ページ番号4001757  更新日 2023年3月21日

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3月19日には、翻訳家のふしみみさをさんを講師に、こどもアトリエ「大好きなおもちゃと絵本をつくろう!」を開催しました。ふしみさんはこれまでに、フランス語や英語を中心に200冊以上の絵本を日本語に翻訳してきました。さらに近年は、著者としてオリジナルの絵本も手がけています。
今回は、ふしみさんからお話づくりについて教えてもらいながら、大好きなおもちゃを主人公にした絵本をつくります。参加者の子どもたちには、自分のお気に入りのぬいぐるみ、お人形、ミニカーなどを持ってきてもらいました。

まずはじめに、ふしみさんの翻訳した『うんちっち』を読み聞かせてもらいました。この絵本はふしみさんの訳書の中でも特に人気があるそうで、リズミカルな言葉や面白い展開に、子どもたちも大人たちも引き込まれていました。
その後、絵本の制作に入りましたが、いきなり物語を考えるのではなく、まずは肩ならしです。4枚の画用紙に、クレヨンや色鉛筆を使って、思い切り腕を動かして、絵本の背景となる模様を描いてもらいます。すると、机の上が色とりどりの紙でどんどんいっぱいになっていき、子どもたちもリラックスしていくようでした。
そして、その4枚の紙を眺めながら、それぞれのおもちゃを主人公にしたおはなしを考えます。今回は、自分の描いた模様の上にコラージュをすることしました。すると、チラシや雑誌の写真を切り抜いたり、色画用紙や包装紙を使ったり、それぞれにコラージュの技法も楽しんでいました。
うさぎのぬいぐるみを持ってきた子は、うさぎが隠れているしかけを各場面に入れたり、バスを持ってきた子は、バスがお客さんを次々に乗せていく絵本にしたり、絵本の中に自分自身も登場するストーリーを考えたり。さまざまなお話が生まれ、どんどん場面ができあがっていきました。
ふしみさんは各テーブルを回って、どんなお話なのかじっくり聞いて、ストーリーの展開について丁寧にアドバイスしたり、絵の表現について相談にのったりしてくれました。
最後には、4枚の紙をひもで綴じたり、紙芝居のようにしたり、セロテープで繋げたりして、完成です。

オリジナルのお話を考えて、4枚の絵を描くのは、じつはとても時間のかかることです。それでも、小さな絵本作家たちは、とっても集中して制作していました。どの作品もすてきで、ふしみさんも驚いていました。
これからもいろんなお話を作って、絵にしたり、文章に書いたりしてみてくださいね。

こどもアトリエ1

こどもアトリエ

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