2023年9月23日 狩野派以外学習帳ギャラリートーク2回目

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ページ番号4001811  更新日 2023年9月23日

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本日9月23日(土曜日・祝日)に「館蔵品展 狩野派以外学習帳」のギャラリートークを開催しました。
この一風変わったタイトルは、2020年に開催した「狩野派学習帳」の第2弾であることから名付けました。
狩野派以外とはつまり、民間で活躍した絵師のことです。

まずは富士山を描いた作品をご覧頂きました。
民間の絵師が、それぞれの画法を駆使して富士山に向き合っていたことが伝わります。
遠くに富士山を臨む作品、現地でスケッチした臨場感が伝わる作品、江戸土産としての富士山の作品…
個性豊かな富士山が並びます。

ギャラリートーク

ギャラリートーク

次に牡丹を描いた作品についてお話しました。
牡丹の花は、古典を模写した作品や調度品として珍重されたような狩野派作品を確認した後、
舶来の画法に倣って誕生した、新たな表現の牡丹図の数々との比較を楽しみました。
富士山と同様、描かれている画題は同じですが、その表現は全く異なります。
展示作品はそれほど多くはありませんが、多様な江戸絵画の一端をお楽しみ頂けたのではと思います。

お天気が安定しない中ご来館頂き、ご参加された皆さまありがとうございました。

(参加者29名)
 

 

ギャラリートーク