2019年7月14日 レオ・レオーニの作品資料67点をご寄贈いただくことになりました

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ページ番号4000636  更新日 2020年1月28日

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レオ・レオーニさんは、「スイミー」や「フレデリック」などを手掛けた絵本作家として日本でもよく知られています。板橋区立美術館では、まだレオーニさんがご存命だった1996年に、ご本人の協力により大きな回顧展を開催したことがあります。現在、新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で「みんなのレオ・レオーニ展」が開催中です。同展は昨年から各地を巡回していまして、来年5月には当館に巡回する予定ですが、出品作品や構成は大きく変更して開催します。

このたび、レオーニさんの孫にあたるアニー・レオーニさんから、当館へ貴重な作品を寄贈されることになりました。代表作のひとつ「幻想の庭」という彫刻作品のほか、油彩やスケッチなど合計67点におよぶ作品と資料です。寄贈は、来年の展覧会終了後の予定ですが、7月13日には、来日しているアニーさんがご来館くださり作品寄贈について記者発表をしました。

冒頭で、松岡が96年の展覧会から始まるレオーニさんとの親交や、今回の展覧会を通じたアニーさんとのやりとりなど、これまでの経緯をお話しました。現在開催中の展覧会は、1996年の展覧会と同じく松岡と森泉文美さん(ボローニャ展などのコーディネーター)が中心に調査・企画を行いました。

写真:記者発表の様子1


続くアニーさんからのコメントによると、2人の綿密な調査とレオーニさんに関する深い知識に驚き、作品を板橋区立美術館に寄贈したいと思ったそうです。作家本人やご遺族との信頼関係に基づいて、学芸員は作品や資料を調査研究させていただきますが、さらに、その姿勢が認められて作品を寄贈していただけることは、大変有難いことです。
記者発表では「幻想の庭」のパネルを用いて、板橋区長への贈呈式も行われました。

写真:記者発表の様子2


レオーニさんは、日本では絵本作家としてよく知られていますが、グラフィックデザインや絵画、彫刻など大変幅広く活動されました。来年5月に当館で予定している展覧会では、レオーニさんのグラフィックデザイナーとしての活動を掘り下げながら、そのほかの作品も併せてご紹介します。展覧会後にご寄贈いただく予定の作品も、もちろんご覧いただけます。会期は2020年5月23日~6月28日の予定です。

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
区民文化部 文化・国際交流課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。