2026年7月17日 夏のアトリエ4日目

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ページ番号4002076  更新日 2026年7月18日

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前日は多くの参加者が講座終了後も残って個人制作を続けていましたが、4日目も朝からみんな揃って共同制作です。この日のエクササイズはスタンプです。まず、Evaフォームという硬めのスポンジのような素材をハサミで切って、それぞれオリジナルのスタンプを作ります。段ボールの端材やペットボトルのキャップを両面テープで留めて持ち手にしました。出来上がったスタンプを使って白画用紙にそれぞれが町の一部(家々、道路、車、公園、人間、動物......)を作ります。ヤラさんがみんなの前でひとつサンプルを作ってくれました。小さな長方形ですが、捺し方でさまざまな表情が出ます。ペンのキャップや指をスタンプにしてもよいということです。出来上がったら、全員の紙をつなげて1つの大きな町にするので、どれくらいの縮尺にするか、だいたいの目安をみんなで決めてから作業に入りました。
この制作にも、前日と同じく2時間を取りました。共同制作と言っても、スタンプ作りは一人ひとりで行います。幾何学的な形をたくさん切っている人もいれば、有機的な形を作っている人もいます。Evaフォームはハサミで簡単に切ることができるので、どんどんスタンプが出来上がっていきました。スタンプのインクは黒、赤、青の三色です。4-5人に1セットを用意したので、みんな声を掛け合ってスタンプ台を共有し、この日も部屋の中は賑やかになっていきました。家々や建物が連なるなかに、鳥が飛んでいたり、動物が走っていたり、人間がいたり。田んぼや海、川のある風景もあります。植物が生い茂っていたり、お祭りが繰り広げられていたりすることも。ヤラさんは、参加者同士でスタンプを交換することも提案してくれたので、参加者たちはだんだんと席を移動し始め、みんなとても楽しそうに制作を進めていきました。

12時30分頃、出来上がった作品を床に並べました。スタンプの形も、捺し方も、みんなそれぞれ。画面を埋め尽くすようにスタンプを捺した濃密な作品もあれば、余白のたっぷりある作品もあります。隣り合った作品の間に物語が生まれてきたりして、大きな町が完成しました。参加者のみなさんは、普段とは異なる技法と緩やかな共同作業をすっかり楽しんで、お昼休みとなりました。

午後は、「オブジェとしての本」の個別の制作です。ヤラさんと森泉さんは、悩んでいる参加者たちの机を回り、相談に応じてくれました。本の展開がうまくいかない、どんな描き方にするか迷っている、最後のオチが納得いかない、など悩みはいろいろ。なかには、だいぶ制作が進んでいたけれど、前日の夜に別のアイデアを思いついて、新たに試作本を作ってきた参加者もいました。ポートフォリオレビューも進めました。ヤラさんはデザイナーであり、イラストレーターであり、出版社でもあるため、さまざまな相談に対して的確なアドバイスを与え、「頑張って」「大丈夫」と日本語も交えながら参加者たちを励ましてくれます。

16時を回り、ヤラさんは、5日目午後の作品発表について説明しました。全員がスケッチ(ストーリーボード)を完成させ、少なくとも1ページ、または1見開きのイラストも制作し、それらをもとに一人ひとりが作品についてプレゼンすること。ヤラさんは、自分はすでにみんなの作品を十分見て回っているので、プレゼンテーションの際には参加者同士でコメントし合うことを提案しました。そして、このワークショップが終わっても作品が出来上がったらぜひ知らせてほしいと言ってくれて、そろそろ疲れもピークですが、みんなのモチベーションはさらに上がっていきました。

ヤラさんと森泉さんは、この日も遅くまで残ってくれて、全員のポートフォリオレビューを終えました。その間も、多くの参加者たちが制作を続けていました。夏のアトリエも終盤です。

スタンプ制作の様子

さまざまなスタンプ


出来上がった作品を並べる様子

個別制作の様子