2026年9月12日さっぱりこってり江戸絵画展 矢島新氏講演会

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ページ番号4002099  更新日 2026年9月12日

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現在開催中の館蔵品展「さっぱり こってり 江戸絵画」の関連イベントとして講演会を開催しました。講師は跡見学園女子大学教授の、矢島新先生です。展覧会のタイトルに因んで「すっきり まったり 江戸絵画入門」というテーマでご講演頂きました。

矢島先生の視点で、江戸絵画の多様性、それに至る日本美術の大きな流れについて、お話されました。初めに、七福神からハロウィンまで、身近な例をあげて、日本文化が海の向こうからやってくる新しい様々なモノやコトを自らの中に取り込んでいたことが実感できました。

続いて、美術作品についても、日本では新しいものを受け入れつつ古来からのものも受け継ぐ姿勢を持っていたことをお話しされました。江戸以前については室町のわびの文化、それらを大切にしつつ豪壮さが求められた桃山時代の幅広さに触れ、江戸時代には、文化をつくりあげていった人たちが、狩野派などの「さっぱり」を好んだこと、さらに中国や西洋から様々な絵のスタイルが流入し、新たな画風も幅をきかせていく過程などを、開催中の展示作例をたくさん取り上げて具体的にご説明されました。一方、展示ではふれていない京都における様式についても言及されたので、より広い視点で江戸時代の絵画を見つめることができたのではないでしょうか。最後に江戸の錦絵や建築などにも触れられ、江戸の庶民はけっこう「こってり」も好きだったことがわかりました。

展示の大きな流れや伝えたいことを、矢島先生が要点をおさえつつわかりやすく、なおかつ軽やかで親しみやすい語り口でお話下さったので、会場では、うなずく様子や笑みがこぼれるなど、大いに盛り上がりました。

矢島先生、ご講演下さりありがとうございました。

講演のタイトル

講演会の説明

酒井抱一の説明

田代忠国の説明