板橋第三中学校(令和元年7月4日訪問)
教育長ぶらっと訪問
板橋第三中学校を訪問しました。武田 幸雄校長先生、野崎 尚俊副校長先生に温かいお迎えをいただきました。本校は、今年度から本区の教育の柱の1つである「読み解く力」の育成に向けて校内で研究を始めています。武田校長先生からその取組のお話をお聞きしながら、教育委員会事務局が今後区全体で進めようとしていることを先に取り組んでいることに感動しました。しかも、次から次へ先生方からアイデアが出されている学校風土を武田校長先生、野崎副校長先生が心から喜び感謝している様子に頭が下がりました。研究を柱に学校改革を進めていると強く感じました。
「読み解く力」を育成するための指導の1つとして4月から取り組んでいることが、火曜日・木曜日の掃除をなくし、その15分間を使って朝日新聞の天声人語を正しく、丁寧に書き写し、内容を理解することに努めるという試みです。さらにその書き写したシートを家庭に持ち帰り、保護者にチェックしてもらい、家庭での話題提供にも使われているそうです。その時間帯は、学校全体がシーンとなるとのこと。近いうちに行ってみようと思います。
今日は、都内全小中学校で小学校5年生と中学校2年生対象の東京都の「児童・生徒の学力向上を図るための調査」(学力調査の1つ)が行われました。2年生の教室をのぞくとちょうど数学の調査に子どもたちは真剣に取り組んでいました。国立情報学研究所の新井紀子教授が、「数学が苦手という子どもたちがいますが、実は問題文が読み解けていないのです。数学が苦手ではなく、読み解くことが苦手なのです」とおっしゃっておられました。言い得て妙だな、確かに長い問題文や複雑な問題文の意味がなんたるか分からないということもあり得るでしょう。その意味でも本校が取り組んでいる「読み解く力」の研究はきっとよい結果につながると思います。
廊下が学習成果や七夕の笹飾りで素敵な雰囲気を醸し出していました。歩いていて、思わず子どもたちの作品やメッセージに引き込まれました。数年前までの中学校では考えられない学習環境の充実ぶりです。
「あじみこし」、「あいさつ、時間、身だしなみ、言葉遣い、姿勢」に留意しましょうという武田校長先生の子どもたちへのメッセージです。それを2年生は学年の目標に据えていました。繰り返しご指導されている賜物なのでしょう。
1年生の数学は習熟度別の少人数指導で行われていました。子どもたちの真剣で一生懸命な表情が印象的でした。
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