2022年7月2日 ゲームデザインに学ぶ絵本作り1日目

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ページ番号4001608  更新日 2022年7月12日

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7月2日から3週連続で、「ゲームデザインから学ぶ絵本づくり」を開催します。講師にゲームデザイナーで絵本作家のからさわようすけさんをお招きし、ゲームデザインの現場で使われる手法を生かして4場面の絵本をつくる3日間の講座です。

 7月2日は1回目。冒頭の講義では、ゲームデザインにおいて、造形的な要素を使って伝達する手法や具体例を紹介してもらいました。色や形の受け取り方に地域や文化、年代などによる違いがあることも学びました。

そこから、色と形のシンプルな要素を使って伝えることを目的に、2つの課題を行いました。一つ目は、色紙を切って丸・三角・四角のいずれかの形を作り、それだけで何を表現しているのか、ジェスチャーを用いて伝えるというもの。準備時間は5分ほどでしたが、みなさんの渾身のジェスチャーもあって、何を表しているのか全員あてることができました。

二つ目の課題は、もう少し複雑です。丸・三角・四角のいずれかの形に切った色紙3枚を組み合わせて、あるものを表します。今回はジェスチャーは使いませんが、必要があれば補助として追加で3枚を使うことができます。でも、からさわさんは何度も「説明しすぎない」ことの重要性をお話していました。饒舌になればなるほど、本当に伝えたいことがぼやけてしまうのだそうです。色紙とハサミと糊を使っての制作時間は30分ほど。一見簡単そうですが、これがけっこう難しいのです。要素を足したり引いたり、色を変えたり… みなさん悩みながら制作していました。でも発表では、考え抜かれた作品が次々に出て、何を伝えようとしているのか一目でわかり、からさわさんもびっくり。

シンプルな要素でも色・形・配置をうまく組み合わせれば相手に伝わること、そして語り過ぎないことの重要性について、二つの課題を通して理解を深めてもらいました。

次回は一歩進んで、シンプルな形を使ってキャラクター作りに挑戦します。

ゲームデザイン1日目1

ゲームデザイン1日目2