2022年7月18日 審査とブックフェア2022を振りかえって

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号4001615  更新日 2022年7月18日

印刷大きな文字で印刷

7月18日(月曜日・祝日)に降矢奈々さんによる講演会「審査とブックフェア2022を振りかえって」を開催しました。
降矢さんはスロバキア在住の絵本作家で、今年のボローニャ展の審査員を務められました。

最初に今年の審査はどのようにされたのかお話してくださいました。
コロナ以降、ボローニャ展の審査はオンライン形式で行われるようになりました。
降矢さんは審査をするときに気になった部分をノートにメモしていて、そのメモを見ながら、各国の特徴や審査時に考えていたこと、大変だったことなどを教えていただきました。
その後、作品の画像を見ながら、技法や表現手法、アイディアの面白さなどを、ほかの審査員の意見も交えて紹介してくださいました。

そして最後に国際情勢と今年の審査・ブックフェアについてのお話もありました。
今回のボローニャ展の審査は国際情勢が変わりゆく中で行われました。
展覧会では国際情勢とは関係なく作品を評価し、ブックフェアは「対話」と「架け橋」の場になることを表明しました。
これらは世界の多くの絵本作家たちに勇気をもたらしたように感じます。

展示室で実際に作品を見たくなるようなお話をたくさんうかがえました。
降矢さん、ありがとうございました。(参加者39名)


降矢さん画像1

降矢さん画像2