2022年10月1日 夏のアトリエ5

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ページ番号4001716  更新日 2022年10月2日

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「夏のアトリエ」の最終日は午後1時から発表会の予定なので、午前中はそれぞれの制作にあてました。前日夜遅くまで自宅で制作を続けていた人や、午前中は自宅で作業することにした人も多いようで、午前10時に教室に来ている参加者はまばらでした。残された時間はあとわずか。お昼の時間になっても、ご飯も食べずに制作を続ける参加者もいました。

午後1時、制作を終わらせ、発表会に向けて部屋の模様替えです。机を片付けて椅子だけを並べます。くじ引き順番を決めて、さっそく発表に入りました。実物投影機を使って、束見本にスケッチした絵本を読み聞かせして、原画を見せる、という簡単な発表ですが、それに対して他の参加者たちが次々に質問や感想を言い、講師も丁寧にコメントをくれます。さらに、他の参加者の作品をじっくり見たり、色々な意見を聞くことができます。作品作りをサポートしてくれた講師と、一緒に制作をした仲間と言葉を交わすこの発表は、「夏のアトリエ」のだいご味でもあり、参加者にとって大切な時間なのです。発表は4時過ぎまで続きましたが、まだまだ足りないようで、講座終了後も、お互いの作品を見せ合う時間が続きました。

今回の課題となったファーストブックは、シンプルであることや明快であることが求められ、そぎ落としていくことや、アイデアの面白さが重要でした。すんなり出来上がった人は一人もいません。迷ったり、失敗したり、やり直したり、悩んだ時間も長かったようですが、若月さんからのアドバイスに導かれ、毎朝の講義や仲間とのおしゃべり、そして集中して制作する状況があって、ようやく発表にたどり着きました。

最後に若月さんが、みんな頑張ったね、いい作品になったね、と力強い言葉を掛けてくださいました。参加者のみなさんにとって、制作はこの5日間で終わるものではなく、これからもずっと続きます。若月さんの一言一言、そして仲間とのつながりが、これからの制作活動の励みになりますように!

夏のアトリエ5日目1

夏のアトリエ5日目3