2022年7月17日 むらかみひとみさん 子どもアトリエ

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号4001626  更新日 2022年7月29日

印刷大きな文字で印刷

7月17日には、絵本作家のむらかみひとみさんを講師にお招きして「こどもアトリエ 切り紙でモビールを作ろう」を開催しました。
むらかみさんは、2003、05、06年にボローニャ展に入選し、絵本作家としてデビューしました。普段はリノカットという版画で絵本を制作しています。ちょうど新しい絵本『ビーバーくんとポプラのき』が刊行されたところです。
当館の「ひよこたぬきアトリエ」では、これまで何度も講師としてお越しくださっています。2019年夏以来となる3年ぶりの今回のアトリエでは、小さな子から大人まで楽しめる切り紙でさまざまな形を作り、糸やワイヤーでつないでモビールに仕立てます。

朝早くから美術館に来てくれたむらかみさんは、まずはたくさんのサンプルのモビールを壁に飾り付け。それから、切り紙に使う色画用紙や型紙、道具などをきれいに並べて手早く準備してくれました。色鮮やかなモビールや紙が並ぶと、やっぱり気分がもりあがりますね!

参加者のみんなが集まったら、こどもアトリエの始まりです。むらかみさんから切り紙のやり方を教わったら、まずは折り紙で練習です。子どもたちは、迷うことなく様々な形を切り出して、あっという間に切り紙のコツをマスターしたようです。
次は本番、モビールに使う色画用紙で切り紙をします。8色の紙が並んでいて、子どもたちが好きに選べるようにしました。この8色はむらかみさんがたくさんの色の中から選んだもので、どのように組み合わせても素敵になります。折り紙よりも少し硬いけど、小さな子たちも一生懸命ハサミで切っていました。虫や果物の形に切ったり、穴をあけて顔のようにしたり、幾何学的な形を組み合わせたり。どのテーブルも色鮮やかな切り紙でいっぱいになりました。
存分に切り紙を楽しんだ後は、モビールに組み上げていきます。いったんテーブルの上を整理して、切り紙を吊るす順番を考えます。むらかみさんが準備してくれたワイヤーを使ってバランスモビールを作る場合は、左右の重さが均等になるようにしなければなりません。順番を決めたら、ここからはちょっと細かい作業。切り紙同士をつなぐ刺繍糸をボンドで留めて、ボンドがかわいたらワイヤーに結びつけます。ボンドを付けたり糸を結んだりするのはちょっと難しかったようです。
出来上がったモビールをそっと持ち上げると… カラフルな切り紙が揺れて、どれもとっても素敵です。最後には、壁や窓に貼って発表会をしました。むらかさみさんが一つ一つに丁寧にコメントしてくれて、他のお友だちの作品を見るのも楽しみました。おうちに持って帰って、ぜひ飾ってくださいね。夏休み前の三連休、ご家族で工作を楽しんでもらえたようです。むらかみさん、どうもありがとうございました。

 

 

 


こどもアトリエ むらかみさん1

こどもアトリエ むらかみさん2

こどもアトリエ むらかみさん3

こどもアトリエ むらかみさん4

こどもアトリエ むらかみさん5