2022年12月7日 三浦太郎展 保育園の鑑賞教室
近くの保育園の子どもたちと一緒に三浦太郎展の鑑賞教室を行いました。お天気がよかったので、子どもたちは元気に歩いて美術館まで来てくれました。
展示室に入ると、まずは「こどもアイデンティティー」の絵を一緒に見ました。この作品は、5歳から8歳の子どもたちをモデルに描いた肖像画のシリーズです。みんなとちょうど同じくらいの子どもたちの絵であることを伝えると、親近感を持って見てくれたようです。
次に、三浦さんが海外で手掛けた作品を中心に展示している部屋を見にいきました。すると「描いたんじゃないみたい!」と言っていた子がいたので、ワークマンステンシルの前に座ってもらい、どんなふうに作ったのかなと聞いてみました。すると、みんな絵をよく見て、「自分の体に絵具を塗って色を付けた」「スタンプみたいにした」「紙を切って作った」など、色々と想像してくれました。体のパーツが離れていることも面白かったようです。
日本で出版された絵本が展示してある部屋では、『くっついた』など、自分の知っている絵本を見つけた子もいました。「ちいさなおうさまのピクニック」の大きな絵を一緒に鑑賞したところ、写真がコラージュされている部分があったり、果物の描写が他と違うことに気づいたり、絵の描き方にも興味を持ってくれました。ほかにも、おひめさまの王冠が脇に置いてあるのはなんでだろうと考えてくれた子もいました。
今回来てくれたのは5~6歳の子どもたちです。絵を見て思ったことや、疑問に思ったことをしっかり言葉で伝えてくれました。
みんな、展覧会を楽しんでくれましたか。ぜひ、また美術館に遊びに来てくださいね。