2022年7月21日 しかけ絵本をつくろう

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ページ番号4001616  更新日 2022年7月23日

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しかけ絵本を説明しているところ

7月21日は、岡村志満子さんによる「しかけ絵本をつくろう」を開催しました。

グラフィックデザイナーで絵本作家の岡村志満子さんは、スイスの出版社から絵本『UNDERGROUND』を出版した後、『サンドイッチいただきます』(ポプラ社)『トリック オア トリート!』(くもん出版)などの絵本をてがけています。今回は、そんな岡村さんによる「がばっとひらく大きなしかけ」をつかったワークショップでした。

当初、ワークショップは3日間で1冊の絵本をつくる予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため1日に凝縮して行い、美術館でしかけを用いた1ページを完成させ、あとはお家で仕上げてもらうことになりました。

まず、見本の紙を使ってとび出す仕組みを習います。紙を縦に半分に折って、真ん中に合わせてまた折って…といくつか手順があります。マスターするのは少し難しいかな?と思いましたが、つくり方を忘れてしまってもお家でできるように、岡村さんが急遽プリントを準備して配布してくださいました。

しくみを理解したら、絵本のイメージをスケッチして、いよいよ本番です。1ページをつくるために、とび出す紙と土台となる紙の2枚の色画用紙が必要です。教えてもらった通りに紙を折って、なるべく大きく絵をかいてとび出すようにします。ネコやイカ、女の子、時計にオオカミ…子どもたちは紙に描いた自分の好きなものなど(あえてきらいなものを描く子も!)が飛び出す様子を見て、とても喜んでいました。絵を大きく描くことや紙の折り方、のりのはりかたなど、大変なところもありますが、徐々に慣れてきました。2時間内で何ページもつくる子もいました。

短時間でしたが、大満足の講座になりました。発表会ができなかったことは本当に残念でしたが、きっとみんなお家で完成させて、すてきな1冊を作ってくれていると思います。(参加者17名)