志村第一中学校（令和6年10月3日訪問）

教育長訪問記

　10月3日（木曜日）志村第一中学校を訪問しました。

　教育長の「ぶらっと訪問」の第一弾となります。ぶらっと訪問は、指導主事を中心とした教育委員会訪問や運動会視察などとは異なり、教育長が空いている時間に訪問するものです。

　同校は、私がこれから区内の学校で力を入れて推奨していきたい単元内自由進度学習（自己調整学習、複線型学習と名称はさまざま）を実践している先生がいるとの情報を得ましたので、真っ先に訪問しました。

　訪問時はそうした授業はなかったのですが、すでに国語や数学、美術などでは自由進度学習が行われており、普通の授業でも写真のように机の向きが同じではなくペア学習やグループ学習を多用していることが特徴でした。近年、文部科学省が提唱している「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」を実践するためには、生徒全員が同じ方向を向いている時間ができるだけ少ない授業へと転換を図っていかなければなりませんが、同校では既にそのような授業が多く行われているという印象をもちました。

　また、岡部校長先生のリーダーシップのもと教職員間で協働し、生徒の主体性を育むという方針を踏まえ、例えば学校行事の実行委員は希望した生徒全員がなれる仕組みとのこと。写真にあるように100名を超える生徒で実行委員会が組織され、生徒が主体となった行事もたくさんあるようです。

　学校全体が落ち着いた雰囲気でありながら活気があり、どの授業でも生徒がきちんと学びに向かっている様子が印象的でした。

（記・長沼教育長）