志村第一小学校(令和7年2月25日訪問)
教育長訪問記
2月25日(火曜日)志村第一小学校を訪問しました。教育長ふらっと訪問になります。
本校は、教育目標を「よく考え工夫する子ども」「ねばり強くやりぬく子ども」「進んで協力する子ども」「健康で心豊かな子ども」としていて、このうち「進んで協力する子ども」が重点目標となっています。
到着してから、高橋校長に案内されて校舎内を見て回りました。各学年2学級ずつで計12学級でした。

3年生の国語の授業では「クラスの思い出づくりのために」という主題で、児童がアイディアを出し合う学習を行っていました。各自が一人一台端末に入力して、それを基にアイディアや理由を発表する形式のようです。電子黒板には端末に入力したものが一覧になって映写されていました。最近の学校訪問では頻繁に見かける光景です。先生が見て、各自の入力内容を把握できますし、進捗状況を確認できることもできます。また児童同士でも、これを見て他の子がどのようなアイディアを持っているのか、お互いに学び合うことができます。一人一台端末を電子黒板と効果的に連動させた授業の典型例です。

1年生の図画工作の授業では「はことはこをくみあわせて」という題材で、机の上には沢山のお菓子や食品などの箱が並べられていました。児童は楽しそうに、どの箱とどの箱を組み合わせて何を作ろうかを考えていました。図工に限らず、作品づくりが伴う授業では、創造性や感性を養うことが重要となります。先日板橋区立美術館で開催されていた区内小学校児童の作品展を観に行きましたが、どの作品にも、子どもの自由な発想力や創造力が感じられて、圧倒されました。実は、私は図工がとても苦手な子どもでしたので、上手な作品を観るととてもうらやましく思いますし、素敵だなと思います。

授業見学を終えて校長室に戻ってきた際、「落ち着いた生活をしよう」と大きく書かれた掲示が目に入りました。高橋校長によると、生活指導では落ち着いた生活環境を整えるため、(1)チャイム着席、(2)丁寧な言葉遣い、(3)人の話をしっかり聞こう、を掲げて取り組んでいるそうです。このうち(2)は児童の代表委員会で考えて出てきた標語だそうで、児童が主体的に自分たちの学校生活をよりよくしようと考えて取り組んでいることは喜ばしいと感じます。おそらく児童会だけでなく、各学級の学級活動でもこのような話題を取り上げて話し合っていると思いますが、引き続き児童の主体性を生かしつつ、学校生活がよりよくなるように取り組んでほしいと思います。

(記・長沼豊教育長)
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