緑小学校(令和7年1月27日訪問)
教育長訪問記
1月27日(月曜日)緑小学校を訪問しました。教育長ぶらっと訪問になります。
到着してまず目についたのが、写真にあるように、校門の横にある横断幕でした。本校は「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」の部門で、文部科学大臣表彰を受賞しました。本校のコミュニティ・スクール委員会と学校支援地域本部に対して与えられたものです。

このことからわかるように、本校は学校と地域の連携が極めて強く、地域の皆さんの多様な支援が様々な形で学校教育に生かされています。例えば、2年生はやじろべえ作り、3年生は竹細工、4年生はたけのこ掘りと箸作り(学校のすぐ横に竹林があります)また、しいたけ菌打ち込み・椎茸栽培、5年生は藁綯い(わらない)などです。1年生は昔遊びの活動を行っています。このような児童の豊かな体験活動が実践されていますが、これらの全てが地域の皆さんのサポートによって成り立っているとのことです。

本校は中台エリアにサンシティという名前のマンション群ができた時期に創立された学校で、それゆえ「地域とともにある学校」が学校創立の時から実現できているのだそうです。下の写真は本校の目玉でもあるビオトープですが、これも地域の皆さんのお手伝いがあって完成し、すぐ横にある道具箱も地域の方が作ってくださったそうです。そのため環境教育もさかんに行われていて、板橋区全体でも力を入れているSDGsの取り組みもかなり先進的といえます。PTAの皆さんによる「レッツ・ビオトーク」というお話し会の活動もあって、学校と家庭、地域の連携・協働が進んでいることがわかります。

また、ユネスコスクールとして認定を受けていることもあり、オンラインを用いて諸外国との交流活動をするなど、グローバルな教育にも力を入れているそうです。
市之瀬校長に案内されて各学級の授業を見て回りましたが、児童はとても落ち着いていて、しっかり課題に向き合っていました。
また、廊下にはさまざまな表彰状が飾られていたのが印象的でした。上記のコミュニティ・スクールだけでなく、教職員表彰(文科省)、学校給食の向上の取り組み(東京都教育委員会)、オリンピック・パラリンピック教育の実践、子ども環境大使の活動、「もったいない」大作戦という環境活動、新聞コンクール、作文コンテスト、ユニセフ募金の感謝状、俳句大賞、川柳コンクールなど、数えきれないほどの表彰状や感謝状が並んで飾られていました。他にも区役所1階に展示された「推しの木」のパネルも掲示してありました。

中学校では部活動の大会の成果としての賞状をよく見かけますが、小学校で、これだけ沢山の表彰を受けていることは特筆されますし、賞状の類を丁寧に飾っている点も素晴らしいと思います。子どもの自己肯定感や自己有用感は大切ですが、学校がさまざまな社会的評価を受けることで学校自体を肯定する意識が向上することも意味があります。これらを常に見ながら生活して、児童も教職員も自分たちの学校が自慢の学校だと思えることで、さらに自分たちで良いものにしていこうと思い、行動するからです。
上の階から学校の周囲をよく見てみると、学校の周囲には緑が多く、名前のとおりの「緑小学校」だということがわかりました。
(記・長沼豊教育長)
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