弥生小学校(令和6年12月12日訪問)
教育長訪問記
12月12日(木曜日)弥生小学校を訪問しました。教育長ぶらっと訪問です。
本校では「個が輝き共に生きる」ことを大切にし「子どもが自己肯定感を高め充実感を得られる学校」「子どもが安心・安全な生活を送れる学校」「子どもが郷土愛をもち地域とともに育つ学校」を掲げ、充実した教育活動を行っています。
訪問したのが授業後の時間帯でしたので、放課後の「あいキッズ」(注1)を見学しました。本校のあいキッズの特徴は、道路をはさんで隣ではありますが、学校とは別の敷地にある建物の2階で活動していることです。ちなみに区の建物で、1階が児童館で、3階が集会所になっています。

委託事業者のかたに案内されて見学しましたが、個別支援を要する学級の子どもも含めて、異学年混合で楽しく活動している(遊んでいる)様子がうかがわれました。2階のフロアには静かに活動(学習)する部屋(全集中ルームと呼ばれている)と大勢でワイワイする部屋があり、子どもが選べるようになっている点が良いと思いました。部屋の名前も子どもたちが決めたそうで、「全集中」はヒットした映画の影響だそうです。

学校の中の部屋から今の建物に移ってまだ3年目ということで、きれいな空間で、子どもたちは楽しそうに遊んだり学んだりしていました。校庭でドッジボールをしている子どもたちもいました。全体としては約80人の子どもに12~13人のスタッフだそうで、安全管理もしっかりなされていると感じました。また、地域の人もサポートに関わってくれるそうで、12月は書道、折り紙、おはなし会などでお手伝いしてくださるとのことです。

子どもが遊びを通して成長するというのは重要なことで、特に学校生活は、縦割り班活動や委員会活動などを除いて同学年の学級集団が基本になっていますので、放課後に異学年の子どもが一緒に活動することは有意義です。年齢を超えて一緒に楽しく活動することで、自然に違いを認め合い、助け合ったり支え合ったりすることが経験できるからです。また個別支援の学級の子どもと通常学級の子どもが一緒に遊んでいる様子も見ましたが、とても自然な光景でした。まさにインクルーシブな考え方で遊びが展開されています。
このように、学校の教育活動ではなかなかできないこともできるという利点を生かした放課後活動が充実している点は喜ばしいことです。
(記・長沼豊教育長)
(注1)あいキッズとは、放課後子ども教室推進事業と放課後児童健全育成事業を校内交流型として運営する放課後対策事業で、区内の全区立小学校(51校)で実施している。名称は板橋のイニシャルであるI(あい)をとって「板橋の子ども」を表している。
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