舟渡小学校(令和7年1月29日訪問)

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ページ番号1056178  更新日 2025年3月17日

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教育長訪問記

 1月29日(水曜日)舟渡小学校を訪問しました。本校は「令和5・6年度いたばしの教育ビジョン研究奨励校」で、その研究発表会でした。研究主題は「NEXT GIGA、ICTの将来動向を踏まえた一人一台端末の活用 ~未来を切り拓く児童を育成するために~」です。

 本校は桝田校長のリーダーシップのもと、2年間にわたって研究を深めてきました。当日は経験年数の若い先生方を中心に、研究授業の担当に立候補したとのことです。

写真:1年生の道徳の授業の様子
1年生の道徳の授業

 写真は1年生の道徳の授業ですが、端末のムーブノートを活用して自分の考えをスタンプに置き換えて回答する手法を用いていました。スタンプ集計機能を使うと全員の意見が可視化されます。これにより児童はどの意見が多数であるかを確認しつつ、お互いの意見を想像しながら話し合いをすることができます。意見の違いを確認した上で、終盤に再度ムーブノートで回答し、意見がどのように変化したのかも共有できるようになっています。一人一台端末と電子黒板のコラボによって成り立っている授業といえます。


写真:4年生の体育の授業の様子
4年生の体育の授業


 4年生の体育の授業でも、一人一台端末を有効に活用していました。跳び箱運動で、まずは各自の目標を設定し端末に記入することから始め、3人組でそれを確認し、その後に練習時間となります。練習では、動きを確認するために端末で動画を撮影し、撮影後は3人組で改善点について伝え合うという学習が行われていました。お互いに助言しあうことで各自の上達を促すという意図があります。写真は振り返りの時間に、端末を確認しているところです。


写真:5年生の社会科の授業の様子
5年生の社会科の授業

 5年生の社会科では「情報通信技術の活用がさらに進むと、わたしたちのくらしはどうなっていくのか」という課題に取り組んでいました。各自で教科書やインターネットなどの資料を活用して調べ、それを端末に入力して整理するという方法でした。写真はちょうど先生が机を回って児童に助言をしているところです。また児童相互でも確認できるように、児童のノートのリンクを共有し他者参照を可能としているそうです。友達の考えも生かして、自分の学びを深められるようになっているわけです。


写真:研究協議会(全体会)
研究協議会(全体会)

 この他にも、2年生は算数、3年生は国語、6年生は国語の授業でしたが、どの学級でも端末を駆使した授業が行われていました。授業後の研究協議会では、児童の約95%が「学習の中でクロームブックなどのICT機器を使うのは勉強の役に立つと思う」と回答しているとの発表がありました。理由としては「すぐに調べられる」「友達と簡単に共有できる」などが挙がっており、端末を文房具のように使いこなしていることがうかがわれます。

 今後は、さらに実践を深めて、よりよい活用方法を研究してほしいと願います。ちなみに本研究の柱は「ねらいとICT活用の効果的場面を吟味した授業」「ICTの技能向上やよさを実感できる取組」「校務の効率化を図る取組」の3つでした。区内の他校でもこれらの知見を参考にして有効活用していってほしいと思います。校務の効率化に資する端末利用という点も興味深いところです。

(記・長沼豊教育長)


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