高島第五小学校（令和6年11月18日訪問）

教育長訪問記

　11月18日（月曜日）高島第五小学校を訪問しました。教育長による「ぶらっと訪問」です。

　本校は小規模校で、どの学年も単学級（一つの学級）でした。相澤校長に案内されて授業を拝見させていただきましたが、どの教室も落ち着いた雰囲気で、しっかり学びに向かっている児童の姿が見られました。

　6年生は体育館でイングリッシュ・キャラバンの授業でした。これは東京都教育委員会の事業で、ネイティブの先生が都内の学校をまわって授業をしてくれるというものですが、応募が多く抽選になるほど人気のあるものだそうです。実際、児童は4つのグループに分かれて4人の先生と楽しそうに英語で会話をしていました。英語は言語によるコミュニケーションですから、声に出すことで習熟していきますので、とても良い機会だと感じました。

　1年生の図工では「たまごからうまれたなにか」という題のダイナミックな作品づくりが行われていましたが、児童が伸び伸びと表現している姿が印象的でした。これは本校の環境がそのような風土、雰囲気を生み出しているのではないかと感じました。地域性もあるのかもしれませんし、校長先生のお人柄もあるのかもしれません。どこかゆったりとした空気が流れていました。

　図工に限らず表現活動というのは、身体表現であれ言語表現であれ、個々の子どもの個性はもちろんですが、授業の雰囲気や学校の風土にも影響を受けるのではないかと思います。本校の訪問では、そのことを強く実感しました。

　これまで沢山の学校を訪問してきましたが、地域によって、学校によって雰囲気が違うものです。その違いをおおいに生かして、各学校の特色を出してほしいと考えています。

（記・長沼豊教育長）